自動車整備業の今後とエアコンビジネス

今年こそ始めようエアコンビジネス

ここ数年で成功しているサービスはズバリ！エアコンサービスです。ボッシュのACS751を使ってエアコンガスのクリーニングと適正化を行えば、良く冷える驚きのエアコンに生まれ変わります。ユーザーは体感出来るサービスにはお金を出すものです。普段の生活で、様々なサービスが世に蔓延っています。これら新しいサービスの共通点は潜在的なニーズを顕在化させたことだと言えます。

エアコンサービスも潜在的なニーズがあり、実際に夏場の故障を経験したユーザーならば仕方なしに故障を受け入れてきたことでしょう。しかし、夏前に車検を通したばかりのユーザーだった場合、納得するでしょうか。そこで、ACS751を車検時に提案することをオススメします。

「キンキンに冷えるエアコンになりますよ」とメカニックに言われ、半信半疑でサービスを受けたユーザーが、毎年夏には入庫するケースも多々あります。車検毎に1万円の作業工賃を頂くことで、エアコンの故障に備えることが出来るのです。

会社の信用アップにも繋がり、収益アップにも繋がります。車検台数×1万円で試算すれば分かると思いますが、相当なボリュームになると思います。もちろん必要のないサービスにユーザーは1万円を出さないでしょう。しかし、体感できるサービスであり、予防という側面も持っているため、提案を待っているユーザーも少なくありません。武器を持っていなければ提案することは出来ません。コーティングのメンテナンスと同じように毎年恒例の入庫が見込める点も魅力的なことを加えておきます。

エアコンメンテナンスの利点

ACS751を使ったサービスの利点は何と言っても体感できることです。
実際にエアコンの吹き出し口に温度計を入れて計測すれば分かるでしょう。
そして車に乗り込みエアコンを入れて夏場を快適に過ごされれば自社のファンになることは約束されたといっても良いでしょう。加えて提案するならば、エアコンフィルターの点検も行うことで更なる売上アップに繋がります。

洗車やコーティング、室内消臭、ヘッドライト研磨など、提案を待っているサービスは沢山あります。車検×サービス単価と考えれば夏や冬のボーナスとなるのではないでしょうか。
実際にこれらのサービスは独立して実施し、収益を上げている個人事業主もいます。新しいサービスを取り入れて売上アップを図ってみてはいかがでしょうか。

※次回はエアコンシステムについて解説します。これを理解してユーザーに提案しましょう。

整備工場における故障診断整備のススメ

監 修：ボッシュ株式会社 長土居大介