理想的なオイル交換のススメ

前回オイルフィルター内に劣化したオイルが残留していることをお伝えしました。オイル交換時にフィルター同時交換をユーザーが自発的に依頼してくるような流れを作ることが出来れば単価アップに繋がるし、長くユーザーと取引ができる材料となります。そんな流れを作るため、今回は提案材料とフローチャートをご用意しました。参考にして頂ければ幸いです。

お客様別オイル交換時の提案フロー

お客さまのお車の使用状況は?
新車・軽自動車・年式の新しい車
(HV/アイドリングストップ車)
ちょいのりがメイン
(近所のお出かけ、乗るのは週末のみ)
たくさん乗る
(ヘビーユーズ・シビアコンディション)
・ 空気中の水分の混入によるオイルの劣化
・ 小排気量で高回転域での利用による早期のオイル劣化
・ 空気中の水分の混入によるオイルの劣化
・劣化したオイル内の水分(結露)によるサビの発生
・ 長距離走行によるオイルの劣化
・ エンジンの熱によるオイルの劣化、性能低下
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 頻繁にストップ&ゴーを行うことで燃費は良くなるのですが、エンジン内部に入り込んだ 空気中の水分が蒸発しにくくなります。この水分がオイルと混ざり、劣化の原因となります。  短い距離での走行はオイルの温度が適正に保たれず、エ ンジン内部に混入した空気中の水分が蒸発しにくいのです。 またこの水分はオイルにも混ざってしまい、エンジンの金属部分のサビの原因となります。  長距離走行によりエンジン が酷使されている場合、オイルの劣化速度は新車時に比べ早くなります。また、エンジンが高温になることで熱による化学変化を起こし、オイル本来の性能が発揮されなくなります。
 劣化したオイルはスラッジ等の不純物が含まれており、これがオイル性能を低下させ燃費の悪化や不具合の原因となります。オイル交換時に提案しますフィルターですが、オイル内の不純物を濾過する役割を持っており、オイル交換毎に交換しなければフィルター内は不純物が残った状態となります。オイル交換の効果が薄れてしまうため、長く安全に走行していただくためにもフィルターの同時交換をオススメします。

 

これまでのオイルフィルターの交換サイクルの常識をメカニックの皆様から意識を変えていきましょう!

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