少子高齢化が進む日本に一石を投じる!

少子高齢化が進む今後の日本に一石を投じる!
グッドワン本社の巡回サービス110番

せいび界2015年7月号掲載

香川県小豆島にある美島自動車㈱(山下 博計社長)は先進的なサービスを取り入れ、それが集客、顧客満足度向上に貢献している。その一つがグッドワン本社の巡回サービス110番だ。離島という限られた商圏の中で、いかに整備需要を獲得するか、そしてお客さまから
選ばれるか、そのための方法として非常に効果を発揮している。高齢者が多い上に、商店の廃業など食料品の確保にも一苦労することもあり、訪問販売も美島自動車では行っている。自動車産業以外でも顧客と関わりを持つ好事例として紹介しようと思う。

巡回サービス110番の効果

都市部、過疎地、離島、山間部、日本における商圏は様々であるが、自動車ユーザーのニーズは定期的にある。その需要に対してほとんどの整備工場が「待ち」の営業として店から出ないで営業をしている。チラシを撒いたりしても、根本的には「お客さまに来て頂く」スタイルだ。例えば近くに整備工場が無いユーザーのニーズを拾いきれているだろうか。これでは、潜在的なニーズを掘り起こし受注に繋げるという、サービス業としての本懐を自動車整備業は出来ていない。

「都市部からは離れた場所で創業し、現在の場所へ店舗を移転した際に、周りで自社を支えてくれたお客さまに恩返しがしたいと考えて始めたのが、巡回サービス110番です。近くに整備工場が無いお客さまは定期的なメンテナンスが受けられないので、いざ大きなトラブルに巻き込まれてしまったら大変です。安心感を与え、入庫を頻繁に出来ないなら現地に伺う。何も無ければその代わりに繋がりが出来る。何かあれば転ばぬ先の杖としての効果が発揮されます。都市部であっても、待ちの営業ではお客さまは付いてきません。お客さまに選ばれるサービスを行わなくてはいけません」と山下社長。

グッドワン本社が手がけるサービスの中でも特に顧客満足度が高く、再入庫に繋がるのが巡回サービス110番だ。

訪問販売は未来への投資、地域に必要な企業になる

「地元に恩返しがしたいと考えた時に何が出来るか模索しました。そして、自社の存在価値を上げていくためにも今後、必要だと考えて訪問販売を始めました。はっきり言ってしまえば、訪問販売を行うことで自動車の入庫や車販に間接的には繋がっています。しかし、この限られた商圏だからこそ、出来るサービスであり、必要とされるものです。自動車の需要が減ることは見えています。減少する需要に対して潜在的な需要を掘り起こす様々なサービスを実施していかなくては今後生き残れません」と山下社長。

離島だからこそ出来るというわけではないが、立地条件を考え抜き、生き残るために今まで以上のサービスを行う、しかも大資本が出来ない小回りの効いたサービスが街の整備工場には出来るのだ。
それを具現化しているのが美島自動車であり、それを影から支えるグッドワン本社のサービスである。

巡回サービス110 番や室内洗浄、コーティング、UV遮熱カット機能剤、高齢者、福祉関連用の節電、エコ対策等のハイブリット商品を発売するなど、多くの生き残り策を打ち出すグッドワン本社のサービスは今後の整備需要に貢献するであろう。

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