「地元に愛される」「あなた買い」に共感し100 円レンタカー店に
株式会社松田自動車(富山県射水市)
進みゆく時代のニーズに合わせて100 円レンタカーに加盟
「勉強のロータス」としても知られる、全日本ロータス同友会に加盟している株式会社松田自動車(松田治男社長)。それを体現するかのように、常に時代のニーズを的確に捉えるのに余念がない同社では、新規ビジネスとして100 円レンタカーに加盟して1 年ほどになる。
決め手は自身の加盟するJUが進める施策と100円レンタカーの理念の合致
100 円レンタカーへの加盟の決め手とは何だったのか、松田治男社長に伺うと、「弊社はJU(=中販連)にも加盟しているのですが、JU では現在、中古自動車販売士や適正販売店、品質評価制度など様々な施策に取り組んでいます。この中で、あなただから買うという『あなた買い』というのが一つのキーワードになっています。それには信頼感が必要ですし、これが実現すれば一つのブランドとなります。同じことを100 円レンタカーの運営会社であるカーベルの伊藤社長も唱えていらっしゃったこともあって、その考え方に共鳴したことが100 円レンタカー加盟の決め手となりました」とのことである。
新規客にとって敷居の高い整備工場に入ってもらうにはレンタカーは最適!
地元の新規客に来ていただくことを目的に始めた100 円レンタカーだが、保有車両もそのニーズに合わせて的確なラインナップになっているという。
「弊社の商圏内でも経費節約のために軽自動車が増えています。ということは、燃費はあまりよくないものの多人数が乗れるクルマや同じ軽自動車でも多くの荷物が運べる軽トラックを用意すればいいのでは? と考え、レンタカー用の車両はそうした車種を中心に取り揃えています」(松田社長)
この狙いはズバリで、旅行などで遠出をする人や部活の送迎で多人数を乗せる必要がある人などが借りていくという。
そもそもレンタカー自体を新規ビジネスとしたのは、初めてそこを訪れる人にとって整備工場は敷居が高いため、抵抗なく入ってこられるようなサービスは何か? と考えた時にレンタカーが思い当たったという訳だ。ブリジストンのタイヤショップとしても営業しているのは、同じ考え方によるものである。
格安レンタカーと一口に言っても、多くの種類がある。その中でも同社が100 円レンタカーを選んだのは、本部スタッフがパートナーとして安心できる人たちばかりだということも大きい。また、松田自動車では車販にも力を入れていることもあり、その仕入れ面でも頼りになっているという。
次は、ニコニコレンタカーに加盟した事例では・・