ベースシステムユーザーレポート NO,55
藤中オートサービス有限会社
住宅街の一角にある典型的な専業工場ながら顧客の大半は法人客が占める
今回おじゃました藤中オートサービス㈲(須藤洋史社長)には、実は二度目の訪問となった(ちなみに前回も筆者が担当)。須藤洋史社長が二代目に当たり、ほどなく創業から50年を迎える。住宅街の一角に工場を構える、典型的な専業工場であり、某外車ディーラーでの修行を終えた息子さんが入社するなど、人事面での問題はひとまずクリアーしたが……といった状況である。
「当社の場合、全顧客における法人比率は高く、8~9割方が法人客となっています。法人客は1社決まれば複数台の入庫が期待できるので経営は安定しますが、逆に怖いのは倒産した時です。一気に台数が減ってしまいますから。
幸い、リーマンショックの際でも、倒産した法人客はありませんでした。逆に規模が倍になった所すらあります。しかし、まだ決して景気がいいとは言い切れず、一般的に倒産情報が後を絶たないこのご時勢では、この先何があるか分かりません。ですから、今後は個人客の比率を上げていかなければと考えています」と須藤社長は今後の課題を語る。
かつて仕掛けたオイル交換キャンペーンがきっかけで、今も定着している個人客があるそうで、住宅街の一角にあるだけに仕掛け次第では個人客の開拓は期待できる。
法人客メインだからこそ、コンピューターによる効率化が活きる
法人客が多い=管理台数も多い=見積書や請求書等、書類の発行枚数も多いということで、同社の顧客管理システム導入は早く、かれこれ30年ほど前になる。
当初は他社のシステムを導入していたが、当時そのシステムには鈑金見積機能がなかったため、ベースシステムのMOTORJIMに乗り換えた。前回の取材から2回ほど、システムを入れ替える機会があったそうだが、その度に他社への乗り換えを検討しなかったのかと、少々いじわるな質問をしてみた。
それに対し、須藤社長は「別のシステムを入れるとなると、最悪、操作方法をイチから覚え直さないといけないですからね。
使い慣れた工具で修理をするのが一番しっくりくるように、同じく使い慣れたMOTORJIMで事務処理をするのが結果的に効率もよいので、他社への乗り換えは考えもしませんでした」とMOTORJIMとの相思相愛ぶりを披露した。
同じような関係を自社顧客と築ければ最高だ。それに向けて若年層を取り込むべく、息子さんたち若いスタッフの意見を反映させてHPをリニューアルするそうだ。
会 社 名:藤中オートサービス有限会社
代 表 者:代表取締役 須藤 洋史
所 在 地:神奈川県川崎市幸区南加瀬5-11-17
電 話:044-588-6192
F A X:044-599-8555
営業時間:9:00~18:00
定 休 日:土・日・祭日
U R L:http://www.fujinaka-auto.jp/
取扱資格:関東運輸局認定
業務内容:普通・小型・自動車分解整備事業所
各種自動車鈑金・塗装・一般修理・
車検一式、新車・中古車販売、買取、
国産・外車コンピュータ診断、
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ガリバーオークション会員
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(三井住友海上火災保険他)
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