カーライフハギワラ

法人客の大幅減少に「待った!」 女性客を意識した店作りとホリデー車検の導入

ホリデー車検 店舗レポート

㈱ カーライフハギワラ

㈱カーライフハギワラ(萩原良夫代表取締役社長)は東京都八王子市、それも中央道八王子インターチェンジの目の前という交通の要所に店舗を構え、創業53 年を数える。オート三輪の販売に始まり、激動の昭和時代を駆け抜けてきた背景には法人客の存在が大きかったと萩原良夫社長は語る。

「当時、メカニックだけでも30 名以上おりました。ピットも常にフル回転で、整備待ちの車両が沢山ありました。しかし、時代も変わりお客さまであった法人客の廃業など、自社の努力とは関係なく事業が縮小していってしまいました」と萩原社長。それでも現在の社員数は40 名を超え、車検台数も年間2,000 台をキープしている。月間の入庫台数は700 台ほどで、一般整備よりもリースメンテナンスが多い。そんな中で、将来を見据えた結論としてホリデー車検の導入を決意した。

会社の仕組み作りが出来るホリデー車検

「確かに恵まれた環境や入庫台数はあるものの、それに危機感を感じないでじわじわと入庫が減っていってしまった後に気づいても遅いのです。ホリデー車検は看板での集客を狙ったわけではなく、仕組みとして導入しました。

もちろんホリデー車検のブランドも使いますが、導入の決め手としては、会社の中身をよくするためでした。ことさらに、東京の整備工場は法人客に支えられているところが多くあると思います。法人客も大切にしながら、一般顧客にも積極的に攻めていくためには会社の仕組みを見直さなくてはいけませんでした。導入に対して社員達は積極に参画し、とても高いモチベーションで取り組んでくれています。その甲斐あってか、フロントとメカニックの連携が密になり、『自分の仕事だけやっていればいい』といった社員よりも『お客さまのために何ができるか皆で考えよう』という社員が増えました」と萩原社長。

情報統制の取れた組織

ホリデー車検の魅力に、メカニックが顧客対応する点がある。同社ではホリデー車検に加盟して1 年になるが、実のことをいえば、車検台数のほとんどは通常の車検であって、ホリデー車検での扱いは少ない。ホリデー車検に入ったからといって、立会い車検のみを行っているわけではないのだ。

「お客さまによってホリデー車検と一般の車検は使い分けています。ホリデー車検は会社のマネジメントシステムであると私は考えていますので、車検専門の看板というわけではありません。
あくまでトータルでお客さまにカーライフを提供することが重要なのです。メカニックも個々で自分の仕事を理解していても、皆でやろうとした時に連携が取れなったことが、ホリデー車検の研修や仕組みでフォローできています。
ホリデー車検がベクトルを合わせてくれるので良かったです。立会い車検という効率化の図れた車検システムに目がいきますが、実際には、会社の仕組みをまとめてくれるのが、ホリデー車検の一番の魅力であるといえます」と萩原社長。

ホリデー加盟前までは、それぞれの部署というよりも個々人の役割で働いていた社員達が、部署による統率が取れるようになった。組織としての運営がより強固になったという。整備部門のフロント、メカニック、そして責任者、鈑金部門のそれぞれ、保険部門のそれぞれといった形で部署が一丸となったという。それまでは自分の仕事を淡々とこなす、ともすれば来た仕事をやるだけであったが、今や考えて仕事をする組織となった。部署の責任者が集まり、部署の問題点などを共有化し、それらを更に部下に浸透させていくことで、部署間の連携も強くなった。

女性目線で集客する

人は外見が8 割であるという言葉がある。整備工場も第一印象が大切であると萩原社長も語る。「損保の女性社員にお店の評価とアドバイスを頂いております。我々、男性ですと気づかない細かなことや配慮が店舗にはあります。男性とは異なる視点で物事を捉えるので、目からウロコが落ちます。これらが効果を発揮して店舗の雰囲気もお陰様で明るくなりました。パーテーションや観葉植物などもその一つです。一般顧客を創客しようとした時に、やはり主婦層を味方につけることが肝要ですから」と萩原社長。
女性目線の取り組みや会社の美化作業などは社長からの指示ではなく、社員自らが考えて行動しているという。
完全なる考える現場を作り上げることに成功している。

ホリデー車検を使い切る

車検FC というと、ついつい看板やチラシで集客して広告宣伝費ばかりが掛かると思われがちだが、カーライフハギワラのように会社のマネジメントシステムとして使うことが、正しい使い方であると編集部は見ている。確かに看板による集客は出来るかも知れないが、それを扱う人が成長していなくては意味がない。ホリデー車検の松川陽代表取締役社長も「どんな名刀も素人が使ったら切れない」という言葉をホリデー車検に対して使っている。

「ホリデー車検の仕組みを使いきっていき、これからの時代を生き残っていかなくてはいけません。3 年計画で社員の成長を見ながら、車検台数や入庫台数の質を上げていく予定です。現在もボトムアップでイベントや方向性など、会社を社員が一丸となって作ってくれているので、未来は明るいと考えています」と萩原社長は未来を語る。

ホリデー車検八王子インター店
株式会社 カーライフハギワラ
東京都八王子市左入町751
TEL:042-691-2411 FAX:042-691-4047

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