自動車リサイクル部品販売団体のSPN(会長 栗原裕之)が、去る9月13日(金)に自動車部品の梱包の速さや丁寧さ、美しさ等の技術を競う第1回SPN全国梱包大会を開催した。
本大会では、4つの地区ブロック予選を勝ち抜いた1位と2位の上位2名、総勢8名が三重県に集結し、優勝を目指す。
栄えある第1回の優勝者は、㈱スリーアール長野の五加勝成さん。梱包課題のパートナーの右フロントドアとマークⅡのリアバンパーを10分もかからずに梱包。圧倒的な速度で課題を終えたにもかかわらず、梱包の強度や見栄え、コンパクトさなど全ての面で高い技術を発揮したことが評価された。大会終了後には表彰状やトロフィーが贈られた。
今大会の開催の背景には、近年のリサイクル部品の運賃高騰がある。運送費用をいかに軽減していくかに注目が集まっており、SPNでは昨年から梱包に関する勉強会を各地区ブロックで開催していた。
そんな中、梱包のダウンサイジングやダンボールのコストカットなど工夫を運送会社にアピールするため、また、日頃、日の当たることの少ない梱包担当スタッフにスポットを当て、団体や業界を活性化させる目的で本大会を開催する運びとなった。