㈱ホリデー車検が2014年メカニック・フロントコンテスト全国大会を開催
2014年8月7日、損保ジャパン大阪自動車研究所(大阪府大阪市)にてホリデー車検チェーン(松川 陽社長)がオールジャパンメカニックコンテスト(AJMC)/オールジャパンフロントコンテスト(AJFC)全国大会を開催した。
全国19箇所で行われた地区予選を勝ち上がって来た全国のホリデー車検のメカニック5名、フロント5名の精鋭が集結し、日々の技術を披露した。全国加盟店からの見学者を含めて総勢80名以上となる大規模な大会となった。
立会い車検の基本お客さま対応を披露するメカニック精鋭5名
メカニックコンテストから始まった本大会は実際のお客さま対応と同様に、イレギュラーを想定した形でメカニックがどのように対応するかを判断基準として行われた。競技時間は15分間、多くの見学者に見られる緊張感の中、トップレベルの立会い説明を競い合った。実車を用いて日々の業務そのものを披露するのだが、競技の設定は12万キロ走行のワゴンR、ドライブシャフトブーツに切れがあり交換が必要な車両で、お客さまは乗換えを検討しているが、使用用途がこのほど変わって走行距離がそれほど伸びないという条件。
審査の中で重要視されたのは「親密さや的確な対応」「お客さまの要望を汲み取りながら的確なご提案をする」である。お勧め箇所を車検後入庫に誘導し、見事予算内に収める対応をしたホリデー車検いせ、松井考好選手が優勝となった。
フロント対応の最重要課題、クレーム対応を魅せる!
第二部はフロント対応の技能大会である。三ヶ月前にDM を送ったが反応はなく、その後フォローもしていない状況で車検満了が一ヶ月と迫ったという設定。お客さまの反応が非常に鈍く、電話を切りたそうな雰囲気があらわになっているというスタートに選手も「あれ?」という反応を見せたが、流石は全国大会、お客さまから不満の理由を引き出し、どの選手も見事に次回車検へと繋ぐフォローを展開した。
不満の理由は、お客さまが前回の車検を受ける前からリアドアのガラスが動かないことに気づいていたが、車検の後もそのままだったことが原因。そこで、ガラスレギュレーターが点検項目ではないこと、立会い説明時にフォローが出来ていなかったことを陳謝して、お客さまに理解を求めるよう見事な対応を全ての選手が見せた。店舗側の不手際を真摯に謝罪し、お客さまの誤解を解きながらスムーズな営業トークで的確に次回車検への誘導を華麗に見せたホリデー車検城南の武田憲和選手が見事優勝を飾った。
大阪の暑さに負けない熱い戦いを見せ、さらなる技術のレベルアップを目指す
予選より審査委員として接客接遇の専門指導をサポートしている岩崎講師、清水講師は、全ての選手に輝く部分があり、非常にレベルの高い戦いであったことを総評した。「大阪の暑さに負けない接戦でした。我々が生き残っていくためには車のプロフェッショナルにな
らなければなりません。そして人のプロフェッショナルにならなければなりません。鍛錬された人間力が大いに発揮された有意義な大会となり、非常に嬉しく思います。
どれだけ選手達が練習したか、その情熱と技術が伝わってきました。今回の大会で得た技術をモチベーション高く自社へ持ち帰り、さらに活用してください。全てのホリデー車検加盟店が日本のカーアフターマーケットを照らして行くことで一燈照隅となります。質の高い立会い車検を今後とも展開していき切磋琢磨することで、よりレベルを上げていただければと思います」と松川専務の挨拶により本大会
は閉会となった。
ホリデー車検では立会い車検という商品特性上、従業員全体の質の高い対応が求められる。その接客技術の向上に本部も加盟店もそしてチェーンに関わるメンバーも誇りを持って答え、組織力の高い車検チェーンとして日本の整備業を牽引していく。