整備機器もリサイクルの時代

商品化を問う

整備機器もリサイクルの時代
古いタイヤチェンジャーもこれさえあれば最新モデルにも匹敵する!?

「必要は発明の母」という言葉がある。今回取材した某鈑金業者(S代表)で、タイヤ交換の依頼があり、いざ交換しようとしたところ、交換できない!となったのだ。というのも、変えようとしたのは最近主流の固いタイヤで、自前のタイヤチェンジャーは型が古く、最新タイヤに対応していなかったのだ。

具体的には、タイヤが固くてタイヤビードが押し戻されて、ホイールのドロップセンターに入っていかなかったのだ。
タイヤ交換後の納車までには、しばらくの猶予期間があったので、「何とかして対応策を考えてやろう」と思ったS氏。ネット検索で、「ビードプレスレバー」なる既製品には辿り着いたものの、「単純なツールだし、この値段だったら自作した方が安上がりだろう」と試行錯誤の結果、遥かに安いコストで同様のものが完成した。

仕事以外でも趣味の釣竿を何本も自作しているS氏。根っからの工作好きに火が点いたのもあったが、「同じような悩みを抱えている業者が他にもいるのではないか?その人たちの役にも立てるのではないか?」という思いもあっての今回のツール製作だったのだ。「これがあれば、わざわざ高いお金を出して、外注で交換することもないと思います」とS氏。反応が多ければ商品化したいとのこと

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