興(とも)
第12回 九州・沖縄ブロック全国大会 福岡大会 開催
~どんな未来も“とも” に前へ~
日本自動車車体整備協同組合連合会の青年部会(小林洋介部会長)は2023年10月28日、福岡県博多区のホテルで第12回九州・沖縄ブロック全国大会 福岡大会を開催した。大会テーマは「興(TOMO)~どんな未来でも〝とも〟に前へ~」。
約300名の参加者が集い業界の最新情報やこれからの課題について共有をした。セミナーでは、株式会社チームエルの代表取締役社長堀越勝格氏をコーディネーターにし、日本自動車車体補修協会(JARWA)と事故車損害調査協会(DAA)、テュフラインランドジャパンの各団体の代表者が登壇。自動車アフターマーケットにおける課題や問題点について発表を行った。
経営プロジェクトと組織プロジェクトの各活動状況の報告が行われた。
経営プロジェクトでは、「適正な利益を出していれば、縮小する市場環境でも生き残れる」とし「お金の問題の解決」を目指しに活動を行っている。3大テーマを掲げており、1つ目は新たな取り組みとして、BP×他事業。2つ目はさらなるスキルアップとして、ネットを使った集客方法と見積もりスキルの向上。3つ目は、適正価格として、決算書の見方。経営戦略やコンプライアンス、レーバーレートの計算と工賃への転嫁。これらがお金の問題を解決できる手段として取り組んできた。
組織プロジェクトは、業界ブランディングを実現させるため活動を行っている。次世代に自信をもって引き継いでいってもらうためにも、企業価値を高めていかなければならない。特に、経過措置まで残り半年を切っている特定整備認証について、経過措置以降は、今まで行っていた作業が行えない可能性もある。組織としては、徹底的にサポートを行うので、100%の取得を目指して活動してほしいと訴えた。青年部に属している全国会員の2023年10月28日現在の取得率は66%となっている。
最後に小林部会長は挨拶の中で「自社の強みを生かした経営基盤をもっていかなければならない。鈑金塗装だけではなく、いろいろな周辺事業へもチャレンジする必要がある。」とし、部会の取り組みに参加してほしいと訴えた。