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MSC 経営戦略会議 第118回研究会 

全国の有力自動車整備工場が集まり、自動車整備業の勝ち残り策を研究、発表するMSC経営戦略会議(山崎太議長)は、去る11月13日に、第118回研究会を㈱ダイフクの滋賀事業所にある、日に新た館にて開催した。当日は㈱本荘興産の平井新一社長を講師に洗車集客に関する講演が開かれ、続いてダイフクの洗車機、また車の製造ラインなどで活躍する搬送機器の数々を見学した。

山崎 太議長挨拶

今回は滋賀県・ダイフクさんでの開催ということで、後ほどマテリアルハンドリング(=マテハン、自動保管・自動搬送システムやピッキングシステム)機器の見学を予定しています。こうした機会もなかなかないと思いますので、何か会社に持ち帰って活かせることがあれば幸いです。

講 演

洗車ビジネス活用セミナー
~洗車は最強の集客商品~

株式会社本荘興産 代表取締役 平井 新一 氏

これまで洗車は車検のおまけでしたが、車検・点検が車の健康管理に例えるならば、ここに美容として洗車や磨き、コーティングを加えましょうということです。美容と健康、2つの入口を持っていないとこれからは勝てません。これをやっていくために現場で何をしなければいけないか? 一番の課題は人材です。人材確保と技術者の育成、販売スタッフの育成にかかっています。
洗車をきっかけにお客さまとの交わりが増えます。洗車を丁寧に仕上げれば驚きや感動を与えます。お客さまからも仲間からも「ありがとう」が増えていきます。「ありがとう」が集まると活気がある場所になってきます。活気がある場所に人は引き寄せられます。
そして最近は、魅力あるお店はインターネットで拡散されます。出会い方がそうですよね。うまいお店をどうやって調べたか? と聞けば、インターネットで見たとか、友達が行ったのをフェイスブックで見たとか、が多いです。
そこに、地元の車関連の会社で働きたい人が居て、インターネットで調べたら自社が検索で引っかかって、働きたい人が集まってくることももしかしたらあるかもしれません。
吉田松陰の言った言葉を分かりやすくしてみました。「できないのではなくただやっていないだけです。まだやったことがないことを怖い、面倒くさい、不安だと思う感情は、過去の偏った経験が作り出すただの錯覚です。実際にやってみればうまくいくことの方が多いのです。」できない理由はたくさん並べやすいです。
5年先、もっと先の未来もあるわけですけれども、まずは5年後の計画を立てていく。その際に何よりも重要なのは色々なことを整理しながら、笑顔とありがとうが集まるお店づくり、これが間違いないと思います。これをやっていかないと人は集まりません。社員もお客さまもです。
そういう点において洗車というのは、集客もありますけれども最高の商品ではないかと思います。

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