自動車ガラスを専門に扱う生駒商事株式会社（代表取締役＝小寺 浩吉）は、多様化するユーザーニーズに対応すべく、補修用ガラス部門で商品ラインナップの拡充を図っている。その中でも、ＡＤＡＳ（先進運転支援システム）搭載車用の補修用社外ガラスの普及に力を入れている。
先進安全装備を搭載した車両が増加、アフターマーケットでも求められる対応
世間の安全対策への関心の高まりを受け、自動車メーカー各社は、交通事故防止対策の一環として、ＡＤＡＳに力を注いでいる。そのような背景を受け、今後ますますＡＤＡＳを導入した車種は拡充される見通しであり、新車販売でＡＤＡＳを搭載した車種の割合が高まっている中、アフターマーケットにおいてもＡＤＡＳを搭載した車種に対応した交換・整備技術の習得が欠かせなくなりつつある。
自動ブレーキ搭載車対応の商品をいち早く市場投入
同社は国内での需要を想定し、ＡＤＡＳ搭載車用のフロントウインドーの交換需要に対応した商品を2 年前より市場に届けてきた。2018 年10 月現在、100 種以上のアイテムを用意している。
純正品同様の品質保証
まだまだ純正品が一般的なＡＤＡＳ対応のフロントガラスではあるが、同社では厳しい品詞管理にてガラスのコンビネーション、厚み、透過率などを純正品とほぼ同等の数値で開発。また開発後には第三者機関で測定を行い、常に品質をチェックしている。
またラインナップの全品をブラケット付きで開発しており、ブラケットの移設などの面倒な作業を省き、純正品と変わらない正確な作業を可能にしている。フロントガラスの生産は、中国最大手の自動車ガラスメーカーであり、国内でも純正採用されているＦＵＹＡＯ社が担当している。
安全性の追求
同社では、発売前にセンサーブラケット付きフロントガラスに交換後、動作確認作業（エーミング等）を実施。ＡＤＡＳの機能に問題がないことを実車で確認している。今後もＡＤＡＳ普及による安全な車社会のために寄与していくとしている。