今回は昨年8月号にも掲載したリサイクルパーツの市場規模を見ていこう。
今回も、リサイクルパーツの販売業者団体を統括する、一般社団法人日本自動車リサイクル部品協議会(栗原裕之代表理事)が、同協議会に加盟する団体、そのまた団体に加盟する販売業者に対して毎年、行っているアンケート結果を参照する。
ただし、調査対象期間が前回と異なり、前回は平成27 年度(平成27年4月1日~ 平成28 年3月31日)なのに対し、今回は平成29年の暦年(平成29 年1月1日~ 12月31日)となっており、9 ヶ月ほど空白期間があることにご注意いただきたい。
さて、平成29 年のリユース・リビルトを合わせたリサイクルパーツの売上は国内向けは前回より約45億円減少したのに対し、海外向けは約23億円増加した。
では部品の元となる使用済み自動車の海外流出が増えていると思いきや、回答各社への使用済み自動車の入庫台数(今回から調査に追加)は117万台から124万台へと増加している。それだけ多くの部品が生産されたに違いない。循環型社会構築のため1品でも多く購入しよう。
自動車リサイクルのページ リサイクルパーツの市場規模について
- 2018年8月25日
- 2022年3月29日
- せいび界
- せいび界, せいび界2018年9月号, 自動車リサイクル
- 71view