自動車補修用塗料の大手メーカーであるイサム塗料㈱(古川雅一社長)は、去る6月9日、同社の東京支店及び福岡支店にて2018年度特約店研修会を開催した。本研修会は同社の塗料を扱う特約店を集めて、新製品の紹介等を行うもので、今年は6月2日の大阪、仙台会場を皮切りに1 ヶ月間、7つの支店及び出張所にて開催された。
研修会は大別すると4つのパートから構成され、まず最初が座学形式で「車業界動向と今後の取り組みについて」と題して同社の営業企画部 塗料事業部 車両塗料グループの山本 優氏が講演を行った。保有台数や平均使用年数等の推移といった基本的な事項に始まって、メーカー各社のASV技術のかなり詳細な解説、またそれに対応するBP業界の動きについての解説、そして最後は同社の様々な取り組みが紹介された。
第2・第3パートは実習場に場所を移しての実演を交えての新製品紹介を行った。紹介されたのは、乾燥が速く、磨き仕上げが容易な生産性向上タイプの新型クリヤー「アポロンクリヤー」、新品電着パーツに無研磨で塗装が可能になる生産性向上タイプの新型シーラー「EDシーラーPlus」、そして環境対応型艶消剤「マルチフラットベースエコ」などを紹介(実演)した。
そして会場はそのままに、最後の第4パートは、大型車両用の環境型2液ウレタン塗料「ハイアートCBエコ」の新規取組事例として、除雪車への滑雪(雪が付きにくくなる)塗料塗装を紹介した。