あいおいニッセイ同和損害保険・あいおいニッセイ同和損害調査が2018年度上期記者発表会を開催! 次世代自動車の機能回復(エーミング)等について発表

あいおいニッセイ同和損害保険㈱(金杉恭三社長)並びにあいおいニッセイ同和損害調査㈱(黒田昌浩社長)は、去る5月21日、㈱あいおいニッセイ同和自動車研究所・東富士センターにて、次世代自動車の機能回復(エーミング)等5 項目に渡る記者発表会を開催した。
5項目のうちメインとなるのは2つで、1つは今何かと話題の、次世代自動車の機能回復(エーミング)、もう1つは昨年12月に開かれた発表会でも行われたEDRデータの抽出実演の第2弾で、前回はクルマから取り外した装置単体のデータを抽出
したのに対し、今回は実車に載った状態での実演という、より実態に即した内容となった。
ドローンを災害現場に飛ばしての損害調査や自動車保険の新商品についても発表された他、従来は撮影NGだった車両衝突実験も撮影許可が下りた状態で公開された。

テーマ①

エーミングとは、衝突被害軽減ブレーキなどを搭載したASV、先進安全自動車が衝突事故を起こした際、ボディやフレームの修理が完了した後に、衝突被害軽減ブレーキなどの安全運転サポート機能が正しく働くように行う調整作業のことを指す。
このパートでは、ASVとは?に始まり、ASVに搭載されている代表的な技術やセンサー、カメラの仕組みについて解説を行うと共に、トヨタのプリウスやクラウンを題材として実際にエーミング作業を行った。解説・実演を担当した自動車研究所の鈴木正恒技監は、「自動運転技術も今の技術の進化形であり、今の技術を今習得しておくことが、日々進化する次世代自動車技術に十分対応できる」と強調した。

 

テーマ②

EDRとはイベント・データ・レコーダの略で、エアバッグ制御用のコンピューターに内蔵されている装置(メモリ)である。衝突事故が起こった場合、衝突から約5秒間を遡って車両速度、ブレーキ操作の有無、ステアリング操舵角、衝突の大きさ、シートベルト装着状態、エンジン回転数、アクセル開度、シフトポジション等の情報が記録される。このEDRに記録されたデータを抽出できる機器はCDR(クラッシュ・データ・リトリーバル)と呼ばれ、今回もこの機器(ボッシュ製)を使ってデータの抽出及び解析が行われた。地の利を活かして、会場となった同研究所の衝突実験場で衝突させた車両を題材とするなど、心憎い演出も見られた。

 

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