整備工場のためのインターネット活用講座

ホームページは1つでいいと思わない

先月、自動車販売店経営者さまの集客相談を受けていたのですが、「ホームページをリニューアルして集客しないのですか?」と聞くと「既にホームページは持っているからいいよ」と言っていました。しかし、どんな内容かと言うと、会社概要や事業紹介しか書かれていない、会社案内に近いホームページです。これではインターネットを正しく使いこなしておらず、実にもったいないと思います。

あなたは、ホテルをインターネットで見つける時、「会社案内」のホームページを見て、行くかどうかを決めるでしょうか。そうではなく、どんなコンセプトのホテルなのか、どんな雰囲気なのか、どんなサービスがあるのか、お客さまの感想はどんな感じだろうかなど、そのホテルに関する様々な情報が掲載されたホームページを判断材料にすると思います。決して、会社案内のホームページで宿泊を決めることはないと思います。

整備工場も同様です。私たちは分かりやすいサービスや商品を扱っているわけではありません。説明が必要な高額商品を扱っています。だからこそお客さまに詳しい説明が必要なのです。その情報を伝えることができるのがホームページなのです。

目的に合わせたサイトを構築する

最近のホームページの流れとして、会社の基盤となるウェブサイトを持っているのと同時に、プロジェクトごとの個別ページを作るケースが多くなっています。その理由はスマートフォンにあります。スマートフォンからのアクセスが増えてきたおかげで、今までのように、何十ページもある巨大なウェブサイトが機能しにくくなくなっているのです。そのため、プロジェクトごとのコンセプトの分かりやすいウェブサイトを作り、複数のウェブサイトで集客を図るケースが増えています。

実社会で、店舗やスタッフを複数店舗作ると考えると膨大なコストがかかりますが、バーチャル展示場であるホームページを増やす分には、コストはかかりません。ぜひあなたも、今のホームページ以外に販売事業や整備事業、鈑金事業と、複数のホームページを作って複数の集客を行う、ということを考えてみてください。「もうホームペー
ジはあるからいいよ」と、自分でドアを閉めていると、新しいお客さまは来店しないのです。

今のホームページは会社案内のサイトとしてそのままでも良いと思います。それ以外に、集客に結びつくホームページを複数立てていくことが重要です。ぜひ、ホームページは1つあれば良いと考えず、サービスごとに集客できるホームページを作るように柔軟に考えてほしいと思います。

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