国内の生産及び新車・中古車の販売状況（2月分）

新車の国内4輪車生産状況

2021年2月の国内4輪車生産台数は、表1にあるように合計で70万3,831台（対前年同月比91.6%）と、2ヵ月連続で前年を下回った。

また、2月のメーカー別生産台数は、表2にあるように、大半が前年比マイナスとなる中、日産が唯一かつ久々に前年比プラスとなった。

日産はメキシコ・中国が引っ張り海外生産は2ヵ月連続で前年比プラスとなったものの、国内生産は5万6,169台（同85.3%）と23ヵ月連続で前年比マイナスとなった。

一方、トヨタは国内販売が5ヵ月連続の前年超えだったものの、国内生産は24万4,048台（同92.5%）と逆に2ヵ月連続で前年比マイナスとなった。

ホンダは中国が引っ張りアジア生産が8ヵ月連続で前年比プラスになったものの、国内生産は4万7,158台（同66.4%）と2ヵ月連続で前年比マイナスとなった。

マツダは乗用車が増加して国内販売は2ヵ月連続で前年比プラスとなったものの、国内生産は7万2,633台（同95.1%）と2ヵ月連続で前年比マイナスとなった。

三菱は国内販売が2ヵ月ぶりに前年比プラスとなったものの、国内生産は4万8,312台（同99.6%）と、11ヵ月連続で前年比マイナスとなった。

スバルは唯一国内販売で軽自動車が前年比プラスとなったものの、国内生産は3万8,137台（同65.8%）と2ヵ月連続で前年比マイナスとなった。

ダイハツは軽自動車が好調で国内販売は5ヵ月連続で前年比プラスとなったものの、国内生産は8万5,678台（同98.8%）と2ヵ月連続で前年比マイナスとなった。

スズキは国内販売は8ヵ月連続で前年比プラスとなったものの、国内生産は7万5,269台（同97.0%）と、2ヵ月連続で前年比マイナスとなった。

続いて2月の輸入車新規登録台数は、表3にあるように3万292台（同119.4%）と5か月連続で前年比プラスとなった。

表1：2021年2月の国内4輪車生産台数

（比率を除き　単位：台）（出典：自工会）

表2：2021年1月,2月の主要8メーカーの国内4輪車生産状況

（出典：各メーカー）

表3：2021年1月,2月の輸入車新規登録台数

※すべての数字は乗用車、商用車の合計

※輸入車は日本自動車輸入組合発表により、日本メーカー車含む

国内新車販売状況

2月の国内新車販売状況は、表4にあるように総合計で43万2,296台（同100.5%）と5ヵ月連続で前年を上回った。車種別でも小型乗用車、バスを除いて前年比プラスとなった。

メーカー別では、5メーカーが前年を上回った。

登録車のブランド通称名別は、上位からヤリスが2万559台、ルーミーが1万1,954台、アルファードが1万107台、カローラが8,766台、ハリアーが8,066台と4位と5位が入れ替わったものの、5ヶ月連続でトップ5がすべてトヨタ車となった。

また同じく軽自動車は上位からN-BOXが1万8,591台、スペーシアが1万5,328台、タントが1万3,876台、ルークスが1万973台、ムーヴが9,758台と、ルークスとムーヴが入れ替わったものの、顔ぶれは前月と同じだった。

表4：2021年2月の国内新車販売状況

（比率を除き　単位：台）（出典：自販連、全軽自協）

国内中古車販売状況

2月の中古車販売状況は、表5にあるように総合計で30万7,311台（同102.1%）と、2か月ぶりに前年プラスとなった。一方、車種別では普通貨物車、バスを除いて前年を上回った。

表5：2021年2月の中古車販売状況

（比率を除き　単位：台）（出典：自販連）