特定非営利活動法人RUMアライアンス(以下、RUM)は2020年12月例会を12月16日に開催した。今回も新型コロナウイルスの影響下ということもあり、WEB会議システムを使ったリモート会議となった。
代表挨拶
赤須洋一郎代表理事は例会に先立ち、以下のように語った。
「あともう少しで今年も終わろうとしておりますが、未だコロナ禍ということもあり、例年の年の瀬という締め括り感がありません。そのため粛々と課題をこなす日々が続いておりますが、時流に合わせるという意味では正しい姿なのかもしれないと感じている次第です。
今年は自動車リサイクル高度化財団の採択事業という共通の目的を持てたことに感謝しております。この厳しい状況の中だからこそ、成果を出しながら進めていることに、組織としてより一層の大きな自信を得ることができました。
また、今年は様々な“危機”に際して【リーダーシップというとは何か】ということを考える必要がありました。そうした中でリーマンショックの時を思い返しながら、約10年間隔で試練が訪れるものだと思い、10年先を見据え、気持ちを新たに、来年も皆様と進めていければと思います。」
取り上げられた主な議題
高度化財団採択事業の報告について
2020年度の高度化財団採択事業の進捗について、周知分科会からの報告が行われた。事業の核となるホームページや、配布予定の冊子のサンプルなど目に見える形での報告が多く、進捗の順調さを伺わせた。
自動車リサイクル工場見学紹介ホームページ
https://www.recycletour.com/
RUMプレミアム(精緻な解体)について
RUMプレミアムの進捗状況について、参加者より報告が上がった。直近の2020年11月には、経済産業省と環境省の合同で開催されている産業構造審議会産業技術環境分科会廃棄物・リサイクル小委員会自動車リサイクルWG中央環境審議会循環型社会部会自動車リサイクル専門委員会の合同会議にて、RUMが先んじて取り組んできた再資源化の高度化のための取組について、ポジティブな提案が挙げられており、プロジェクトを後押しする環境が整いつつある。
次回1月例会の開催予定は2021年1月20日(水)