2020年の10月の各抹消台数は、増減の幅こそ違えど、増減傾向で見ると全項目で同じ傾向となった。
増加・減少共に最も幅が大きかったのが輸出抹消で、対前月はプラス13.1%、対前年共はマイナス34.3%と、いずれも2桁を記録した。中でも対前月の落ち込みが大きく、落ち込みが顕著になった7月以降では7月に次ぐ低数値となった。
永久抹消及び一時抹消はいずれもほぼ同程度の増減幅となった。対前月は永久抹消がプラス8.6%、一時抹消がプラス4.5%、対前年は永久抹消がマイナス9.7%、一時抹消がマイナス7.9%という結果になった。
いずれの項目も前年の数値よりは下げていながらも、前月よりも増加しているということは、いかに9月の数値が低かったかということを示している。
もっとも、輸出抹消の大幅減は、やはり新型コロナウイルスの影響によるものとみてよいだろうし、今や第3波の到来を叫ばれているだけに、この対前年大幅減という傾向はしばらく続くだろう。