抹消登録台数2020年7月

2020年の7月の各抹消台数は、すべての項目で対前年の落ち込みの方が厳しく、対前月は対前年に比べればさほど変動が大きくない、このところの停滞傾向が続いていると言える。

そんな中でも輸出抹消は対前年・対前月共に最も変動の幅が大きく、対前年はマイナス37.7%の一方で、対前月はプラス16.5%となった。先月から垣間見えた回復基調が加速していると見えるものの、それでもまだ4割近い対前年のマイナスということは、いかに前月の落ち込みが激しかったかということが改めて実感できる。

一方、永久抹消と輸出抹消はほぼ同じ傾向で、対前年・対前月共にマイナス、特に対前年の落ち込み度合いの方が対前月のそれよりも大きいことも共通している。永久抹消は対前年がマイナス8.6%、対前月はマイナス1.7%、一時抹消は対前年がマイナス15.7%、対前月がマイナス4.1%となっているなど、輸出抹消に比べれば数字が落ち着いてきた印象がある。

7月に入ってから、新型コロナウイルス感染症の陽性者が爆発的に増えてきたものの、各抹消台数についてはさほど影響を受けていないような感もあり、今後数字が落ち込むようなことがあれば、何か別の要因によるものになるのではないだろうか。

※本年の1～12月（最下段右から2列目）は7月までの累計台数で、前年比は当該累計台数の前年同期比となっている。（出典：自販連）