特定非営利活動法人RUMアライアンス(以下、RUM)は2020年度通常総会を2020年9月16日に開催した。今回も新型コロナウイルスの影響下ということもあり、WEB会議システムを使ったリモート会議となった。
代表挨拶
赤須洋一郎代表理事は総会に先立ち、以下のように語った。
「2年前に代表理事としての活動が始まりました。活動の中心に鉄素材品質の向上を掲げ、RUMプレミアム(高度な自動車リサイクル)の確立に注力してまいりました。近年自然災害、中国の廃棄物輸入規制等により、RUMプレミアムの重要度が日に日に高まってきており、進んできた方向が間違いではなかったと感じております。
また本年は日本カーシェアリング協会と協力することにより、被災地域に貢献することができました。それと同時に、この試みは自動車リサイクル事業に新しい付加価値をもたらすことができたと考えております。
直近ではRUMの活動が公益財団法人自動車リサイクル高度化財団の助成事業として採用されたことも大きな成果です。
業界の皆様にRUMの存在意義を示すと同時に、期待に応えるため更なる成果を挙げて行かねばなりません。
何度も申し上げておりますが、コロナ禍というピンチをチャンスに変えていく必要があります。全世界が変化を余儀なくされている中、今後復興の際に重要になってくる【グリーンリカバリー】と最も親和性があるのが、我々静脈産業ではないかと思っております。
グリーンリカバリーによってサーキュラーエコノミーを広めて行く。そういった静脈産業の未来像を空想し、RUMのNPO精神に耳を傾け、RUMメンバーだけではなく全国のリサイクル事業者の繁栄を築き上げていきましょう。」