株式会社JARA(日本自動車リサイクラーズ・アライアンス)は、去る7月26・27日、東京のホテルフクラシア晴海にて、JARAグループ全国合同実務者例会を開催した。
北島 宗尚社長挨拶
本日は総勢105名の方に参加していただきありがとうございます。JARAグループは本当に大きくなりました。現在では178社、208拠点となり国内で一番大きい自動車リサイクル団体となりました。このことを会員の皆さまにはしっかり意識しいただきたいと思います。
「私たちは一挙手一投足を見られているという意識で、まじめに真摯に素直にやる」という、この仕事の原点を、実務者例会を通して感じていただきたいです。またそれだけではなくプロフェッショナルとしての技術、知識学んでいって欲しいと考えています。
私たちが思っている以上に業界が変化し高度化していっていると思います。その時代にどのようにプロフェッショナルとして活動していくか。そこが業界を盛り上げていくことに繋がります。
今の時期は暑くて現場の方も大変だと思います。皆さまがしっかり学び理解していただいたことを、会社に帰った後に現場の方が報われるように活かしてください。
今例会の目的
渡辺寛樹教育部長は、目的を持っていることによって同じ体験でも結果が変わってくるとし、今例会では以下の4つを目的に取り組んで欲しいと話した。
1 内容を聞くのではなく「理解」すること。
2 講義内容を自社に落とし込むこと。
3 自発的に意見を発信すること。
4 参加者同士で懇親を深めること。
参加者は上記の目的を持って、下記2つの講義を「理解」した後、リサイクルパーツに関する議論をリビルト・GPメーカーの担当者を交え行った。
講義一覧
・鈑金業界の変化とリサイクルパーツに求めるもの
講師:日本自動車車体整備協同組合連合会 伊倉大介氏
「もやもやして欲しい」と話し、現在の業界に関わる様々な情報及び、それらをまとめて目的達成に繋げる考え方を講義した。
・エコバッグ類/フロン類適正処理における最近の課題とお願い事項
講師:一般社団法人 自動車再資源化協力機構 柴田氏 鍋谷氏 小川氏
現状のJARA会員のエコバッグ類、フロン類の適正処理の状況報告。また処理方法の中で問題が起こりやすい箇所を図解により説明した。
二日目は業務で使用しているシステムについて、より深く理解するための勉強会を開催した。