NGP 日本自動車リサイクル事業協同組合がリサイクル部品の流通に関して全国自動車整備協業協同組合協議会と提携合意
NGP日本自動車リサイクル事業協同組合(長谷川利彦理事長、以下NGP)は、車検整備事業を中心に集約化を進めてきた整備協業・整備協同組合の全国組織である全国自動車整備協業協同組合協議会(濱 徹雄会長、以下全整協)と、リサイクル部品の流通に関する提携に合意し、去る1月30日、調印式を都内で行った。
全整協は自身の総会において、協賛・提携企業との連携強化を取り上げる中、特にリサイクル部品の利用促進を掲げ、供給網の整備拡大強化に取り組む方針を発表していた。
これを受けて、両組織の事務局が相互に人脈があったことも後押しとなり、今回の提携へと繋がった。
具体的な連携施策は、全整協の取り組む、①お客様の節約ニーズ、②CO2削減につながる環境ニーズ、③部品収益改善ニーズ、④迅速な検索・見積書作成ニーズへの対応に呼応し、第一弾となるNGPダイレクトシステムの導入を皮切りに、NGPエコひろば無料登録、メンテナンスPROPOSEの案内、ベルマーク運動の協力提案等を進めていく。
全国自動車整備協業協同組合協議会 濱 徹雄 会長 挨拶
整備業界も大変厳しい中で、私たちは昨年、任意団体時代も含めまして創立30周年を迎えました。今回の提携はリサイクル部品の流通ということで、まさに時代に合った提携ではないかと思います。 環境問題への関心の高さもありまして、リサイクル部品はお客様のニーズにも合うと思いますので、私たち整備業界としてもリサイクル部品は、どうしてもなくてはならないものだと思います。
今後、私たちの組合員の中にも浸透させまして、NGPさんのご期待に添えたいと思いますので、これからますますのご協力とご指導をよろしくお願い申し上げます。
NGP日本自動車リサイクル事業協同組合 長谷川 利彦 理事長 挨拶
我々解体業界も2005年の自動車リサイクル法施行以降、使用済み自動車の仕入れコストの高騰、スクラップ価格の乱高下、物流コストの高騰等、非常に目まぐるしい変化をしております。
さらに昨年10月からの自動車保険料率改定は自動車整備業、保険代理店の皆さまにも大きな影響を及ぼすことになりました。また、自動車が多様化する折、リサイクル部品を使用する故障修理もますます多様化すると推察されます。本提携の趣旨であります、自動車社会における消費者利益、環境保護、社会貢献の向上に寄与するため、両組織の情報交換、展開する施策のすり合わせ等を闊達に行い、両組織がWIN-WINの関係に結び付けるよう、鋭意努力をしてまいります。