本年もリサイクルパーツを上手に使い売上、粗利アップに貢献して頂ければと思います。さて、リサイクルパーツを生産しているいわゆるリサイクル業ですが、リサイクルパーツを生産する以外にも鉄素材の生産や海外への貿易、車両の販売など幅広くビジネスの輪を広げています。そんなリサイクル業の中で、リサイクルパーツの生産は非常に重視している分野なのです。
リサイクル業の仕事の一部
リサイクル業は皆様やオークションから車両を仕入れてきて部品に生産したり素材としたり、様々なリサイクルを行っております。最終的にはリサイクル率100%を目指すのですが、残念ながら全てのリサイクル業が100%を達成出来ているわけではありません。とりわけリサイクルパーツとして販売出来る(十分に生産に時間をかけても利益が取れる)ものであれば生産を行います。入庫= 全て部品ではなく、鉄素材などにも分別されます。もちろん、鉄以外の部品も使われておりますので、それぞれを分別するのが重要な仕事であると言えます。その中でもとりわけ利益率が高いのが部品なのです。
パーツの重要性
一番のリサイクルはそのままの状態で再利用することです。パーツ販売はそのままの状態(実際は洗浄などを行う)で取り付けることとなるので、リサイクルの本懐とも言えます。リサイクル業界も社会的責任を果たす上で重要な位置にパーツ販売を置いている背景が見えてくると思います。例えば、フロントガラスなどは中に使われている素材が接着剤として利用されるのですが、細かく砕くなど手間が掛かる上に大量に行わなければメリットが出ません。そういった意味でパーツ販売は買い手(整備工場)、売り手(リサイクル業)、使い手(エンドユーザー)全てに喜ばれると言えます。
パーツの金額のつけ方
とは言え、パーツの利益率が高いと言っても1万円で仕入れた軽自動車からドア1枚を1万円で売れたから利益率が高いのかと言えばそれは違います。もちろん売れるパーツであれば強気な値段をつけるお店もあると思いますが、実際には人件費や仕入れ、相場などを加味して値段はつけられます。もちろん、高年式になればなるほど高くなるのは、仕入れが高くなるからです。購入時に何と比較して高いかを考えることも大切です。ガラスやモニターが付けばリアゲートパネル単体であれば、新品よりも高くなるのが相場です。組み換え工賃や時間などと天秤に掛けて提案してみてはいかがでしょうか?