リサイクル

NGP日本自動車リサイクル事業協同組合第10回通常総会・第28回懇親会特集

共同記者会見

恒例の共同記者会見では、これまで未達に終わっている売上500億円達成に懸ける強い思いを長谷川理事長が語った他、2つの新機軸が発表となった。

①リサイクル総合サービスサイトの立ち上げ
新しいマーケット創造として、大手生命保険代理店「ほけんの窓口」グループの100%子会社、株式会社ライフプラザパートナーズと提携。同社の顧客に対して、自動車保険を使うか使わないか、リサイクル部品を使うか使わないかという相談をNGPのサービスデスクが直接受け付ける。同時に専用のWebサイトも立ち上げ、一般ユーザーの修理に関する相談を受け付ける。
また廃車王と連携させることで、使用済み車両の新しい仕入れ先候補としても囲い込む狙いだ。

②かんたん鈑金見積システム「ぱっと!くん」
自動車保険の料率改定により、自費修理率が高まる中、整備事業者がお客さまの目の前で簡単にリサイクル部品を使用した場合の修理見積を作って提案できるというツール。NGPエコひろばの登録工場を中心に展開を図っていく。

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車検をきっかけにリサイクル部品でプラスワン修理を!

自動車ユーザーが車を所有している限り、避けられないものの一つが車検である。これが自動車整備業は法で守られた業界であるとも言われる由縁でもある。
どこで受けるかは別にして、一定の間隔で必ず発生する入庫需要であるわけで、だからこそ躍起になって車検の入庫誘導をかけるという方針もありといえばありだ。

ともかく、めでたく自社にお客さまが車検入庫してくれたと仮定しよう。そのまま車検だけで返すなど、モッタイナイ。こんな時こそ、単独では入庫促進がしづらい商品・サービスを提案してみるべきなのだ。

その最有力候補が今回の特集テーマでもある、リサイクル部品を使った修理である。そうでなくとも、昨今では少々ぶつかった程度では直さずにそのまま車に乗っているユーザーが多かったのに、保険料率改定により鈑金修理しない=保険を使わない傾向に拍車がかかってしまった。

しかし、諦めるのはまだ早い。自動車リサイクル促進センターが最近に行ったアンケートでは、一般ユーザーのリサイクル部品に対する認識が十分ではない結果が出ていた。

つまり直さないのではなく、リサイクル部品を知らないだけなのかもしれないのだ。「戦う前に負けることを考えるバカがどこにいるんだよ!」との名言もある。提案する前に「どうせ直さないだろう」と決めつけず、追加提案をしてみるべし!

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