自動車リサイクル

一人一人が変わらなければ会社は変わらない

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株式会社ケーエー車輌

道央自動車道の北広島インターのほど近く、周囲には多くのゴルフ場や自衛隊の演習場がある北広島市で、レッカー業から廃車引取・
解体・破砕、リサイクル部品の販売と幅広く手掛けるのが㈱ケーエー車輌(阿部賢二社長)だ。昭和63年の法人化ということで、自動車解体業としては比較的後発の部類に入る。

さりとて、会社としてのポテンシャルは高く、業界トップの業界団体であるNGP日本自動車リサイクル事業協同組合に同社も加盟しているが、加盟約200社が競う部品売上ランキングでは毎月50 ~70位にランクインするなど、常に半分よりは上にいることからもそれが分かる。

ともすれば、業界を問わず、地方の業者は「ほどほどの売上を上げていればそれで十分」といったスタンスを取りがちなことを考えれば、十分評価に値する。
しかも、「昨年、今年と月間売上目標に対して、ほとんどの月で金額・伸び率共に対前年プラスで来ています」(阿部社長)という。昨年・今年で前年割れしたのは1回(月)だけというから、社員一人一人の意識の高さが窺える。
意識の高さはこれ以外にも見受けられ、阿部社長が特に指示をした訳でもないが毎月末には一人一人が目標に対してどうだったのかなど、手書きの報告書を上げてくるという。

こうした意識の高さはどこから来るのか? 阿部社長に話を向けてみると、「やはりNGP日本自動車リサイクル事業協同組合に加盟したことそのものですね。各職種、各レベルに応じた研修が充実していて、私の代わりに教育をしてもらえています。
ウチに限ったことではないですが、社長の私が何か小言を言ったとしても、『また社長が何か言ってるよ』と思われてしまいがちですから、ありがたいことです」とのことだった。

研修帰りの社員は皆、意識が高まって上記のような結果となって表れている。我々整備業も時には外部研修を盛り込むのも一興だ。

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