株式会社SPN(本社:東京都中央区、北島宗尚社長、以下SPN)と株式会社エコライン(本社:名古屋市中村区、今原克典社長、以下エコライン)は、これまでシステムで連携し、「リサイクル部品販売相互流通取引」を行ってきたが、昨今の自動車アフターマーケット及びリサイクルビジネスの市場環境に対応し、会員企業へのリサイクル部品流通販売に関し、さらなるサービス強化を実現できる本部体制の構築等を目的に、統合(合併)することになった。
去る3 月14 日、SPN グループの第9 回総会の開催に合わせて合併調印式ならびに合同記者会見を東京都港区のホテルJAL シティ田町にて開催した。
本統合に当たり、エコラインの100%出資株主である豊田通商株式会社に対して、合併の対価としてSPNの株式を発行する。
これにより、豊田通商のSPNに対する出資比率は42%となり、豊田通商より取締役を3名受け入れることになった。また、この統合に伴い、社名も変更する。
新社名は株式会社JARA(日本自動車リサイクラーズ・アライアンス)で、「JapanAutomotive Recyclers Alliance」の頭文字を取ったもの。日本の洗練された最適な自動車リサイクルの仕組みをさらに強化・発展させ、日本だけでなく、世界各地の使用済み自動車の問題解決により、地球規模での永続的な循環型社会構築に貢献できる、日本最強のリサイクラーズ組織を関係者と共に創り上げていきたいとの強い想いが込められた社名である。
さらに新しいロゴマークも発表となった。新しいロゴマークはタンポポをモチーフにし、再生やエコを連想するグリーンと躍動感を表すイエローがコーポレートカラーとなる。
タンポポは花が綿毛に変わり、飛んで行った先で再び新しい花を咲かせる。自動車の部品(綿毛)を再利用(新しい花)して、生命を継承することを表現している。
また、タンポポは生命力の強い植物でもあり、新会社が力強く成長していく企業スタイル、共同体としての連結力をイメージしたロゴマークとなった。
合併後の本社は、現在SPNの本社がある東京都中央区日本橋1-2-2とし、資本金は10,085万円、拠点数は東京本社、支社(名古屋、長浜、豊橋)、沖縄出張所の5か所、社員数は33名となり、売上高は53億円となる。