抹消登録台数　2021年11月

2021年11月の各抹消台数は、前月に引き続いて三者三様の結果となった。

輸出抹消は、対前年がプラス30.2%、対前月がプラス21.0%と、対前年・対前月共に大幅プラスとなった。前月の時点では唯一マイナスだった累計も、予想通り前年を超えた。累計が前年を超えたのは輸出抹消が唯一であり、次月＝通年がこのまま前年超えで着地するか？注目である。

一転、永久抹消及は輸出抹消とは真逆の結果で、対前年がマイナス4.4%、対前月もマイナス8.3%と共にマイナスとなった。永久抹消が減るということは使用過程車が減らない＝リサイクル部品が売れる可能性が残るということだが、一方で部品取りの可能性が減ることも意味しており痛し痒しではある。

一長一短となったのは一時抹消である。対前月はプラス1.0%だったものの、対前年はマイナス7.3%を記録。天国と地獄と言っては大げさだが、プラスマイナス両面を見た形になる。永久抹消、一時抹消共に累計ではマイナスのままだが、一時抹消はマイナスわずか0.4%なので、通年で前年超えを記録する可能性はあるだろう。

※本年の1～12月（最下段右から2列目）は11月までの累計台数で、前年比は当該累計台数の前年同期比となっている。（出典：自販連）