IHIのセカンドブランドとして生まれたクローバーターボは着実に認知度を上げている。この程開催された東京オートサロンなどの展示会にも出展していることからも、その意気込みが伺える。だが、メーカー標準装備のターボメーカーであるIHIがバックボーンにあるということは余り知られていない。とはいえ、純正のセカンドブランドであるが故、使用するパーツもIHI純正と同等の品質のものとなっている。
他のリビルトと差別化するならクローバーターボ
通常、リビルトパーツとは純正パーツではなく、社外パーツなどを内部に使って再生される。これによりコストを削減することに成功しているが、品質は新品と比べるとやや不安が残る所である。その点、メーカーと直結しているクローバーターボは内部部品にメーカー新品を使って品質面での不安を払拭している。それでいて価格はというと、一般的なリビルトパーツと遜色のない価格帯になっている。価格と品質の満足度の高さがクローバーターボの魅力であると言える。
VGターボやアクチュエーターのプログラムもセカンドブランドだから安心!
電子制御された大型車のアクチュエーターセットのリビルトターボは自動車アフターマーケットにおいても存在感を高めている。クローバーターボでもVGSターボのリビルトを行っており、高度な電子制御アクチュエーター付きターボもメーカー直結だからこそ純正と変わらない基準値にて出荷することが可能であり、また品質面が高いことも頷ける。
通常、メーカーはVGSターボに限らず電子制御の内部設定を公開することはなく、手探りでの設定になってしまうため、VGSターボのリビルトは不可能に近い(一部リビルトメーカーでは独自の解析プログラムによりVGSターボを販売しているが、メーカー基準値とは差異がある可能性が高いとされており、純正同等の性能を保持しているかは疑問視されている)。
メーカーの恩恵を最大限に活用
廃盤になったターボの再生も対応出来るのがクローバーターボの隠れた魅力である。IHIという背景がそれを可能にしていることは言うまでもない。他のリビルトメーカーには無い魅力を存分に持ち合わせたクローバーターボを選び、ワンランク上のリビルトライフを送ってみてはいかがだろうか。