「ラストアレスター」とは?
ラストアレスターは、車の塗装の劣化やサビの進行を遅らせ、車体の耐用年数を延ばす装置である。野外駐車場に置いてある車両を雨の日も風の日も雪の日も、電子パワーで半永久的に守り続ける。
塗装の劣化とサビの発生メカニズム
車のボディは塗装などで金属を密閉することによって守られている。しかし、塗装は酸性雨や汚れなどに含まれる化学物質などに侵されて、徐々に荒れて輝きを失い、密閉効果も減少してくる。
また、塗装には小さなキズやピンホールと呼ばれるミクロの穴がたくさんあり、塗装の劣化に伴って金属表面まで貫通していることもある。キズやピンホールに水が入り込むと、金属の持つ電子が水に奪われる(電子の移動)ことによってサビが発生する。
ボディの塗装を守りサビを防ぐ
ラストアレスターは、微弱電流を塗装表面に流すことによって、塗装表面の硬度を上げて強化し、酸性雨や汚れなどに含まれる化学物質などの外的からの侵食を防ぐ。その結果、サビの進行を遅らせると共に、ボディの輝きを長期に保つことができるのだ。
基本的に一度装着すれば、雨や雪を自動的に感知して、微弱電流を流す装置で、電流を制御するユニット(本体)は補機バッテリーのそばに、電流をボディに流すアノード(電極)は各ホイールに装着する形となる。
特許技術「Rust Prevention System」
サビ(Rust)は、酸化還元反応によって金属表面が電子を失ってイオン化し、その表面から脱落していくことで進行する。電気化学的な反応によるものなので、サビが発生するかどうかは電位とpHに依存する。
特許技術であるラスト・プリベンション・システムは、この電位差によって不安定になった金属面に人工的に電流を流し込むことによって、電子の動きを安定化させる。その結果、サビの発生を抑制することができるのである。
ラストアレスターは、このシステムを自動車の塗装劣化抑制のために応用した製品である。まず、雨や融雪剤を含んだ雪によって生じた水の膜に対して、電流を制御するユニットから各アノード(電極)を経て、微弱な電流を送る。
これによって、塗装表面の小さなキズや、ミクロの穴(ピンホール)、劣化塗装の金属顔料などに電子が送り込まれて、金属分子を安定させ、塗装の酸化や劣化を抑えることができるのである。
20年の歴史が物語る、厚い信頼
ラストアレスターはこれまでに、トヨタ、三菱、マツダ、いすゞ、日野、UDトラックスなどの自動車メーカー6社及び住友建機、ユニキャリア、コマツなどの純正用品にも指定されて来たように、信頼性は折り紙付き。また、一般社団法人日本防錆技術協会における、JIS規格に基づいた厳しいテストをクリアしているなど、20年以上に亘る歴史を持つ多くの実績と、それによる人々の厚い信頼に支えられた製品である。ラインナップは下記の通りで、大きく分けて12V車か24V車か、あとはボディサイズによって取り付けるアノードの数が異なってくる。
このところ、自動車の使用年数は長期化の傾向にあり、加えて輸入車の販売台数も伸びている。2つの要因を掛け合わせて考えるならば、高級車を長く大事に乗り続けるユーザーの土壌が広がっていることになり、特にそうしたユーザー層に向けて提案するには最適な商品と言えるのではないだろうか。
下記、販売元である㈱ヒット・インターナショナル/ RAJカンパニーのWebサイトでは、ラストアレスターの装着方法の動画なども公開しているので、ぜひ参考にしていただきたい。
また、気になる効果については、百聞は一見にしかずな部分もあるので、取り付けモニター企画を検討中である。追って発表できると思うので、こちらも合わせてご期待いただきたい。