新車市場や100円レンタカーなど、クルマに関するユーザーのお困りごとを解決するべく、様々なサービスメニューを展開する㈱カーベル(伊藤一正社長)。先月号でも紹介したように、創業10周年記念も兼ねた全国大会を開催した同社だが、その全国大会にて新車市場、100円レンタカーに続く第3のブランドとして、「ペットの旅立ち」を発表した。
「ペットの旅立ち」とは、ペットの訪問火葬サービスである。
一見すると、なぜ?という疑問が湧くと思うが、中身を紐解いてみれば、様々な意味で実にカーベルらしいサービスメニューであることが分かる。本特集では、先日行われた導入説明会を元に、この全く新しいサービスを紹介する。導入のきっかけになれば幸いである。
火葬車で訪問するサービス
だから車屋さんが提供すべきサービスである!
導入説明会への反響は予想外に多く、1日だけの予定から3日に拡大して説明会は行われた。3日間合計で100名近い加盟店が参加した。
説明会冒頭ではカーベルの勉強会では恒例の伊藤一正社長によるいわゆる「伊藤タイム」も行われ、ペットの旅立ちの8つのポイントを紹介した。
- クルマに関するビジネス!
- 間違いなく注目&伸びるビジネス!
- 大手が参入しない!
- 儲かるまで1年かかる!
- 需要創造ができない!
- ハイテンションな人には向かない!
- 飲み屋の女性の部屋に入れる!
- スタッフの心のケアが必要!
補足をしておくと、このサービスは火葬車で依頼主の元を訪れ、セレモニー・火葬を行うサービスであり、クルマが鍵を握ることから車屋さんが展開するべきだと提唱しているのである。
また、車販であれば、「こんなにいいクルマが出ましたよ」と需要を喚起すれば、「そうか、じゃあ買いに行こう!」という流れに(うまくいけば)なる攻めのビジネスであるが、このサービスはペットが亡くなることが大前提なので、あくまで待ちのビジネスであることを忘れてはならない。