第2弾 株式会社松尾モータース(自動車販売業)編
今や学習といえば、単に本を読んだりするだけでなく、映像でも学ぶことがごくごく当たり前になっている。
そうした背景から誕生したのが、ここで紹介する「小山昇に学んだ勝てる社長の法則DVDシリーズ」である。
このDVDは、中小企業経営のカリスマである、㈱武蔵野 代表取締役 小山昇氏が、氏の主催する「経営研究会」の会員企業600社の中から、自らが選抜した企業の成功の秘密を公開するDVDシリーズである。このうち、先月から3 ヶ月に亘って紹介している(今月で3回目)のは、読者にもなじみの深い自動車販売業・㈱松尾モータースの成功事例の一端である。
みどころ③ ○○○を潰せ
倒産寸前の状態から、ダイハツ・スズキの販売台数兵庫県で№1(2012年)、自動車整備部門でも年間車検台数3,000台、オイル交換など月間800台の入庫台数、保険の新規契約件数4年連続№1という輝かしい業績を上げるまでに回復した松尾モータース。
そこに至るまでには隣接地を借りるという要因が必要不可欠だった。しかもそれは一筋縄ではなく、当初、「上場企業にしか土地は貸さない!」が地主の意向だったが、この地主を動かしたのは本連載1回目で紹介した「環境整備」だった。毎日、社長自らが環境整備を実践しているのを、この地主の奥さまが目にしていたのである。
しかも小山社長の秘策により、無保証で借りられたこの隣接地に当初は整備ピットを2つ設置する予定だったのだが、最終的にピットは3つになった。小山社長曰く、「売れ過ぎたら渋滞を起こす。すると、売上も上がらないばかりか顧客満足度も落ちる(からピットも最大限用意すべきだ)」からである。
ここで言及している顧客満足度はクルマを購入したリピーターの満足度を指している。しかし、業績を拡大するにはそのベースとなるクルマを1台でも多く販売する必要があり、そのためには1つでも多くの商談を展開する必要がある。当然のことながら商談は立ってするものではなく、商談を行う座席スペースが必要である。小山社長曰く、「会社の業績は営業マンの数に正比例する。
松尾モータースは商談スペースの数に正比例する」とのことで、先ほどのピット同様、商談スペースは多いに越したことはない。商談スペースを拡大するために、小山社長の出した指示とは?
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