2018 年には創業100 周年を迎える、大手機械工具商社の老舗、安全自動車㈱では、「環境、コンプライアンス、効率化」をテーマに製品づくりを心がけている。その中でもキーとなる商品について、営業本部を統括する高橋正彦常務取締役に話を伺った。
そもそも、自動車整備業はコンプライアンスが求められる業種です。とりわけ、このところのニュースを見てもそうですが、やはり大型車が事故を起こしますと社会的に大きな問題になります。大型車でも衝突防止機能やレーンキープ機能が標準で搭載されるようになっており、こうした機構のセンサー類を診断するには、まず車のアライメントがしっかりとれているか確認が必要であろうと考え、「truck cam」という大型車用のアライメントテスターに力を入れております。昨年には大型車メーカーの生産ラインにも初めて導入されました。
http://www.anzen.co.jp/large/post-36.html
乗用車も含めたコンプライアンスの面では、車両画像取得システムや車両の寸法をカメラで撮影して、自動で測定するというシステムの引き合いが多く出ています。今年度からタイヤを外した状態でナンバーと現車を撮影する旨の指導がありました地域にも対応できます。
乗用車向けで言えば、整備士の高齢化あるいは女性のメカニック採用ということで、タイヤリフターに関心が高まっています。やはり、乗用車でも一番重たいタイヤが約40kg あるため、これを扱う場合、腰の負担を考えますと、こうした省力化機器を積極的に使用していこうということで、デモ活動も含めて提案をしつつ、販売も好調です。
http://www.anzen.co.jp/underbody/post-34.html
高橋正彦 常務取締役