圧倒的な低価格「スマートダイアグ」

目次

ダントツのコストパフォーマンス
「スマートダイアグ」

圧倒的な低価格

普及型スキャンツール「スマートダイアグ」最大の特徴と言っていいのが、圧倒的な低価格。最低導入コストは36,750円(税込)から。その秘密は必要な診断ソフト(メーカー)だけを導入すればいい点にある。初期導入時は3社もしくは8社のメーカー対応ソフトを好きな組み合わせで導入できる。

本体5,250円(税込)に、3社パック(31,500円(税込))か8社パック(57,750円(税込))を足したものが初期導入コストとなる。以後、1メーカーのソフトを追加するごとに10,500円(税込)が加算される。

ソフトのアップデートは1年間無料で、2年目以降は8社以下なら6,300円(税込/年)、9社以上12,600円(税込/年)。特別会員(56,700円(税込))には無償アップデートと技術サポート、一年間の延長保証が付く。

メーカ21社をカバー

対応可能メーカーは国産車8社、国産トラック4社、輸入車9社の合計21社。(下図参照)

国産車 国産トラック 輸入車
トヨタ 日産 いすゞ FUSO Mercedes-Benz BMW
ホンダ マツダ UD 日野 AUDI MINI
三菱 スバル VW FIAT
ダイハツ スズキ Alfa Romeo Bentley
Maserati

大型トラックにも随時対応!

故障コードの読取・消去ではエンジンを始めとする各システムへ対応している(エンジンのライブデータを確認することが可能なデータモニタソフトはオプションとなる)。
作業サポートでは、需要の多いDPF強制再生に対応。ECUリセットやDPFの状態を表示する機能も搭載しており、データモニタソフトと併用することで、DPFが詰まった場合の作業をサポート。

インジェクタ交換時の学習(ID登録)やパワーバランステストにも対応。各機能の使用方法をまとめたクイックガイドや動画資料の作成、ポスト新長期規制車両への対応も拡大を進めていく。

スマートダイアグの基本操作、ソフトのアップデートも簡単・・・

シンプルな基本操作

普及型スキャンツールのスマートダイアグは、4つの矢印ボタンと「YES」「NO」ボタンだけで、全ての操作を行うことができる。付属のOBD-Ⅱケーブルで車両の診断コネクターに接続すれば、自動的に電源が入る。次にメーカーを選択して作業項目を選択した後は、画面の指示に従って作業を進めるだけの簡単操作である。

しかも充実の機能を搭載

複数メーカーの車種を取り扱うことの多い専業整備工場では、日常的な作業に的を絞った高機能スキャンツールが支持されている。
これに対し、スマートダイアグは、パワートレイン以外にも故障コードの読み取りと消去が可能な他、各種カスタマイズ機能、作業サポート機能も備えている。

もちろん、従来のガソリン車だけでなく、ハイブリッド車にも対応。欧州車のエンジンオイル交換、点検時期を知らせるサービスインジケーターのリセットも可能なので、ディーラーに持ち込む必要はなくなる。

また、オプションのデータモニタ・ソフトでは、再現性の乏しい故障に対応している他、故障コードの出ない不具合診断にも有効だ。国産乗用車8社、国産トラック4社に対応している。

診断ソフトのアップデートも簡単

スキャンツールの要といっていいのが、最新車種に対応した診断ソフトである。スマートダイアグもインターネット経由でソフトのアップデートが可能。

本体からSDカードを取り出し、付属のカードリーダーをパソコンに接続し、メーカーのWebサイトからソフトを簡単にダウンロードできる。

パソコン操作が苦手な人でも、「コールセンター」へ問い合わせれば、万全にサポートする。
また整備方法等の技術サポートは、「特別会員(有料)」に加入することで受けられる。

説得力を増す、プリンターによる診断結果出力

エンドユーザーは、車両の不調の原因、部品交換の必要性があるかなど、詳しい情報を求めているもの。オプションの専用プリンター(36,750円(税込))を利用すれば、診断結果を印刷できるので、これを提示することで作業内容に説得力が生まれる。

プリウスのブレーキフルードエア抜きも可能!スマートダイアグ

小さくてもしっかりスキャンツール

プリウスへの対応はまだまだ?
いや今からではもう遅い!?

「プリウスがウチに入庫するのなんて当分先だよ。ディーラーが押さえているから」などという声も聞くが、それは誤り。確かに車検はそうかもしれないが、「鈑金ではしょっちゅう入ってくるよ」という修理工場の声も聞く。昨年1年間でも31万台以上売れたのだから、いつ読者の工場に入ってきてもおかしくないのである。

プリウスへの対応はスキャンツール
導入が早道 しかし値段がネック

さてプリウスの整備に対応するとなると、スキャンツールを導入することが望ましい。にも関わらず普及が進まなかったのは、導入コストの高さであった。
もちろん、スキャンツールがなくても対応できる方法があり、弊社発売のDVDシリーズでも紹介している。しかし、「最初はペダルを●回踏んで、次にシフトレバーを操作して……」といったような複雑な手順を踏まなければならない。

小さくてもスキャンツール
少ない手順で整備完了 しかも安い!

そこに颯爽と登場したのが、もはやおなじみのスマートダイアグ。見た目は小さくともれっきとしたスキャンツールなので、プリウスの整備でネックとなっていた整備モード(排ガス検査や点火時期点検などアイドリング状態を保ちたい時にアイドリングストップ機能をカットさせるモード)への移行や、ブレーキフルードのエア抜きも少ない手順で実行できる。整備モードへの移行は6ステップ、ブレーキフルードのエア抜きは7ステップで完了。

それでいて最低導入コストが安く済むのがスマートダイアグの魅力でもある。手軽にできてしかも安い、もう買わない理由が見当たらないのではないだろうか。いつ買うか、今でしょ!
なお、ブレーキフルードエア抜きなど、様々な動画をYouTube にて配信中!

プリウス全気筒停止も可能なスマートダイアグ

圧倒的な低価格ながら機能も充実しているスキャンツール、それがスマートダイアグである。価格や見た目でコードリーダーと勘違いされるかもしれないが、れっきとしたスキャンツールである。

その証拠として、プリウス30系の全気筒停止の手順を紹介する。この機能は一時的にエンジンの燃料噴射を止めることができるもので、停止時の回転数を確認することにより、故障探求の時間を大幅に短縮できる。

もし、停止時に他気筒より回転数が高い気筒があった場合は、その気筒の圧縮圧力の異常等が考えられる。
他にも、クルマの状態を確認する基本作業である全自己診断や、各シリンダーの燃焼バランス差を判別するパワーバランステスト、冷却ファン駆動なども行うことが可能である。


 

スマートダイアグユーザーリポート

有限会社ケンタモータース( 川崎市幸区)

入門機としては十分すぎる!

ベテランのスキャンツールユーザーであるケンタモータース

有限会社ケンタモータースは車検・整備外注先として㈲菅原自動車鈑金の敷地内で二人三脚の関係にある。石井宏和社長は早くからスキャンツールの必要性を感じていたため、その使用経験は既に10年以上になるという。
「ちょうど、外車の整備が難しくなってきたのに合わせてスキャンツールを導入しました。それぞれに、AのスキャンツールでできないことがBのスキャンツールでできる、その逆も然りなどの一長一短があって、結果的に複数台のスキャンツールを導入しています」と石井社長。

高級機に慣れているからこそ逆に手軽に使えるのが魅力

このようにスキャンツールに造詣が深い石井社長はスマートダイアグにも早くから注目していた。導入した今、どのような印象なのだろうか?
「多機能の高級機種は確かに魅力的ですが、それに見合うだけの気合いを入れて診断に臨まないといけないような感じがするんです。また専用BOXから取り出して車両に接続するのが煩わしいと感じる時もあります。
その点、スマートダイアグはコンパクトで即接続、起動が早いといった手軽さがあります。車検及び故障などで入庫した車両の初見データ取り・診断表を作成するのにはうってつけですね」と、ベテランなりの用途はあるという。

入門機としては十分過ぎるそれでいて安い!

逆に入門機として見てみたらどうなのか石井社長に聞いてみたところ、「導入費用は36,750円(本体+3社分のソフト)からですが、この値段でここまで使えれば十分だと思います。高級機でも対応できない、作業サポートも入っていますので、むしろ入門機としては十分過ぎるといってもいいぐらいだと思います」と、導入を考えているスキャンツール初心者にとって心強い一言をいただいた。

次もユーザーリポート バスにも対応しているのが良い!

㈱コスモスバス(千葉県船橋市・印西市)

心を込めてアシストするバス会社

マイクロ観光バスから中型・大型観光バス、送迎バスも各タイプを用意し、様々な顧客ニーズに対応する㈱コスモスバス。主力の鮮やかなピンクの観光バスは地元では名の知れた存在である。

今回おじゃましたのは印西市にある営業所併設の整備工場。同工場では2年ほど前からスキャンツールの導入を検討していたが、このほどスマートダイアグを導入し、活用を始めている。

導入の経緯について、大島一信工場長は、「スキャンツールの必要性は感じていたので、色々な機種を検討しましたが、ウチの場合、バスの整備がメインなので、バスに対応していることが最低条件でした。しかし、そのことを確認しても、他社の場合明確な回答が得られず、こんな状態では決して安くはないスキャンツールを導入することはできないと二の足を踏んでいたところ、バスへ対応していることも明らかでしかも安いスマートダイアグに行き着いて、『これだ!』ということで導入を決めました」と語る。

何より自社で完結できることが嬉しい

導入の決め手としては、上記のように、自社で作業が完結できることに尽きるという。今までは自社で手に負えない場合はディーラーに持ち込まざるを得なかったからだ。

「効率を考えれば、できる人に任せるのが一番ですが、ディーラーへの持ち込みの場合、工賃以外にも行き帰りの回送の手間、その燃料代も余分にかかるのでできれば避けたかったところなので、それが社内で完結できれば余分な出費も抑えられます。しかも導入費用も安くて済むので、トータルで考えれば相当のコストダウンになるのではないかと思います」と大島工場長。

とにかく使ってみることをオススメ!

ユーザーのニーズに合わせて様々なメーカー・車種に対応可能なのがスマートダイアグ導入のメリットでもあるが、導入コスト・ランニングコストが安価で抑えられるのもメリットである。

導入を検討している方に対して、大島工場長からは、「価格が安くて済むので、まずは導入して使ってみることをオススメします。それができる価格ですから」とのコメントをいただいた。

(有)鈴木モータース(千葉県市川市)

すぐに買える金額で質感もいい まさにスマート!

創業50年 軽自動車から外車、トラックまであらゆる車種に対応できる整備工場

小説「野菊の墓」や、歌謡曲「矢切の渡し」で有名な、唯一現存する江戸川の農民渡船がある矢切のほど近くに工場を構える㈲鈴木モータース(鈴木恒夫社長)は、今年で創業50周年を迎える。

軽自動車から外車、トラックまで幅広い車種の入庫があり、社長夫妻プラスメカニック1名の少数精鋭体制ながら、それに対応できるだけの技術力を持っている。

トライアンドエラーを繰り返しようやくたどり着いた決定版!

鈴木社長はスキャンツールの必要性を早くから感じていたものの、従来の高級機では価格面で経理担当の奥さまの了解を得られず、コードリーダーを何機種か導入し、故障車両はもちろん、とにかく入庫する車両には接続し、研究を重ねてきた。

「過去に、ディーラーに持ち込んで部品交換したものの、直らなかった車両を入庫されたお客さまがいました。ウチのコードリーダーで調べてもやはり同じ故障コードしか出なかったのですが、よくよく調べたら故障コードとは別の故障原因を表示していて、その部品を交換したら直ったという事例がありました。ディーラーの専用機でもできないことがあるのかと、意外に思いました」と鈴木恒夫社長。

また、自社のコードリーダーではコードの読み取りすらできない車両もあったため、スキャンツールの必要性をますます感じ、コストが安く抑えられるスマートダイアグに発売時から注目していた。

「実際に手にした瞬間、『こんなに軽くて大丈夫?』って思いましたが、いい質感ですよね。さすが国産といったところでしょうか。ボタン操作も楽ですし、何よりこの色合いがお気に入りなんです。コードリーダーだと、通信できたりできなかったりということがあったのですが、スキャンツールであるスマートダイアグは安定していますね。今までコードの読み取りすらできなかった平成12年式のグロリアとレガシイの故障コードも読めたことで信頼が増しました。ようやく導入できたスキャンツールなので、食事中ですら常に目に届く所に置いています」とまるで欲しかったおもちゃを手にした子供のように目を輝かす鈴木社長。迷っている方はこの金額なので、ぜひ導入を! とのことだった。

オートボディショップ河村(埼玉県新座市)

ディーラー持ち込みにかかる時間がなくせました

今回おじゃましたオートボディショップ河村(河村昭仁代表)は名前からも分かる通り、鈑金塗装をメインにコーティングやレストアなどを取り扱っている。このコーナーで、鈑金塗装がメインの工場を紹介するのは初めてのケースなので、同業の読者はぜひご注目いただきたい。

予想通りというか、スキャンツール自体の導入は、このスマートダイアグが初めてとのこと。そのメリットについて、「今までは、チェックランプが消せないとなると、いちいちディーラーまで運んで対応してもらっていました。その頻度は多くはないですけれども、やはりディーラーに持って行くとなると、往復するだけでもかなり時間が取られますから、スマートダイアグを導入したことで、その時間を浮かすことができ、その分1台でも多く作業することができるのは値段以上のメリットだと思います」と河村昭仁代表は語る。

使用頻度は低くともこの値段だからこそ導入できた!

導入の決め手はやはり値段だったようで、河村代表はさらにこう続ける。
「ディーラーと同等のスキャンツールがあるに越したことはないですけど、先日もBMWの足回りを調べた時に点いていたチェックランプをすべて消すこともできたので、この値段でここまでできれば十分だと思います。ウチにとっては使用頻度は低いので、これがもし数十万円するなら抵抗もあるでしょうが、それを考えるとやはりこの値段だからこそ導入に踏み切れたかなというのはありますね」(河
村代表) 最後に導入を検討している業者に対して、「ないよりもあった方がいいというツールってあるじゃないですか。スマートダイアグもこの値段なら鈑金工場でも抵抗なく導入できると思います」とオススメのコメントをいただいた。


 

スマートダイアグ試用リポート

有限会社オートワークスクボタ(千葉県柏市)

1人1台の時代が来たと思います

外車もお任せスキャンツールのベテラン工場

今回はいつものユーザーリポートとは若干趣旨を変えて、これまでスマートダイアグを使ったことがない整備工場さんに試用してもらい、その感想を聞く。
さて、今回、試用をお願いしたのは、創業から四半世紀、外車もお任せの頼れる街の整備工場、㈲オートワークスクボタ(窪田栄二社長)である。

同社は早くからスキャンツールの必要性を感じており、既に複数台を使いこなす、まさにスキャンツールのベテラン工場と言えることから、そのベテランの視点でスマートダイアグがどう映るかを聞きたかったという訳だ。

小さくて軽いのがよいついに1人1台の時代がきた

「スキャンツールは何台も使っているけど、これで十分だよね。何より小さくて軽いから、整備した後の試乗に出る時にそのまま繋げていても邪魔にならないし。操作も上下左右の4ボタンとYES・NOの2ボタンの合計6ボタンだけだから、操作で迷うこともないよね。今は入庫があれば、取りあえずスキャンツールを繋いでいるけど、これだったら手軽にできるからなおいいよね。金額もお手頃だから、スキャンツールもいよいよ1人に1台の時代が来たのかなと思うよ」と感想を語ってくれた窪田栄二社長。

こういっては何だが、高級機に慣れている方からすれば見た目から判断されて、「どうせ大したことないだろう」と思われてしまうのでは? という心配を他所に、かなりの高評価だった。

初心者はもちろん、細かい操作に抵抗のある方にもオススメ

「小さくて軽い」ことをオススメの一番に挙げた窪田社長だが、もう一つの「操作が簡単」なことについてもこのように語ってくれた。
「私はそれこそ車にコンピューターが搭載され始めた頃から自作のツールを作ってまで整備に当たっていたクチだから、繋げば簡単に診断ができるこの状況は当時から見たら夢のようだね。ただ私はスキャンツールの操作は苦にならないけど、年配の整備士だとこういう電子機器アレルギーの人っていると私は思うんですよね。

そこで、さっきも言ったようにスマートダイアグだったら操作も簡単だから、そういう人たちの入門用としてもいいんじゃないかな」と、苦手な人にも心強い一言をいただいた。

何しろ最低導入価格も36,750円(税込)なので、「高いから手が出ない」といったこともなく、そういった面でも環境は整いつつある。これを機に、今まで躊躇していた方もぜひ導入いただきたい。

株式会社アオキオートサービス(千葉県柏市)

速さには目を見張るものがある

試用をお願いしたのは千葉県柏市の㈱アオキオートサービス(青木英司社長)である。同社の創業は大正12 年ということで、今年の12 月で何と90周年を迎える老舗中の老舗工場である。

事務所・工場・駐車場ならびにスズキの販売店(スズキアリーナ柏逆井)が横並びの敷地沿いには通学路にもなっている生活道路が走っているが、面している部分だけでも500m 以上はあろうかというこの道路を毎朝掃除している。また、地元の中学校の職業体験を年間10 校以上は受け入れるなど、地域密着・地元貢献の鏡と言える。

2名が2名とも感じたのは「速さ」

「もはやスキャンツールなしでは自動車の整備はできないと思います。弊社ではアオキオートサービスで汎用の高級機を、スズキアリーナ店ではスズキ車の専用機を使っています」(青木英人専務取締役)というように、同社のメカニックはスキャンツールの扱いは手なれたもの。お二人のメカニックにスマートダイアグを使ってみた感想を伺った。

「とにかく速いですね。接続すれば自動的に車種を選んでくれるので軽快です。普段使っている汎用機では、その都度車種を指定しないといけませんから。」(菅原 健 検査員)
「起動が速いですね。通信の速度も普段使っている専用機よりも速いんじゃないかな。車検時にさっと点検するのに最適だと思います。チェックランプを消すために、ウチに車両を持ち込んでくる同業者にもオススメしておきました。」(菅原信吾 一級整備士)

というように、お二方共に「スマートダイアグは速い」という印象を持たれたようだ。

無料点検サービスをやっても面白い!

今回の試用を快く受け入れてくれた青木英人専務は、「操作が手軽ということで、年配のメカニックでも安心してお使いいただけると思います。また、この価格であれば、無料点検サービスを単独でやっても抵抗なくやれるのではないでしょうか」と締めてくれた。

 有限会社幸栄自動車工業所(千葉県柏市)

見た目に反して意外と高機能

車両の修理を通じて地域社会に貢献することでお客さまの信頼と満足を得るために、常に挑戦と成長を続ける㈲幸栄自動車工業所(大橋好子社長)。オーナーの大橋 勲さんは「定年になったらスパっと辞める」との宣言通り、既に一線を退く潔さを見せた。とはいえまだまだ精力的に活動しており、対外的には講演活動を行ったり、社内では業務のサポートに回っている。鈑金塗装から創業し、敷地の拡張と共に整備部門も拡大し、現在に至っている。

今回は、普段、某メーカーの高級機を活用しているという、チーフメカニックの綿引和哉さんにスマートダイアグの試用をお願いした。

パーソナルツールとしては十分な機能を持つ

「見た目がコードリーダーっぽいので、故障コードを消すことができれば十分かなと思っていましたが、アクティブテストもできますし、ソフトを追加すればデータモニタも見られる。一人で1 台持つにはこれで十分だと思います」と、いい意味で第一印象を裏切られたと綿引さんは語る。

既に1人1台体制が実現!現役整備士も負けていられない!?

自動車整備専門学校・自動車大学校の1 級整備士課程では、卒業年次に整備工場での職場体験が課せられているが、同社は中央自動車大学校の体験生受け入れ工場となっており、取材時点にも1 名がまさに実習中だった。

「その子から聞いたのですが、中央自動車大学校では学校推奨でスマートダイアグを1 人1 台購入しているそうです」と綿引さん。その導入価格の安さから1 人1 台も夢ではないと思っていたが、既に実現していたという訳だ。
現役の整備士も負けていられないということで、導入を検討している方に綿引さんからは「必要十分以上の拡張性もあります。迷っているのであれば、必ず期待以上の働きはしてくれると思うのでオススメです」と力強いおすすめコメントをいただいた。

シグマ自動車株式会社(東京都国分寺市)

補助金も大事だが使用環境を整えることも大事!

今回訪問したシグマ自動車㈱(前田匡社長)は、早くから故障診断の必要性を感じ取り、スキャンツールも複数台導入するなど、他とは頭一つも二つも出ている整備工場である。
前田社長は、自社の課題はもちろん、整備業界の課題に至るまで、広い視点の持ち主である。

これについて前田社長は、「単にスキャンツールを普及させる意味では、補助金制度も有効かもしれません。しかし、導入すれば立ちどころに故障診断のエキスパートになれる訳ではありません。○○の故障コードが検出されたから、○○を交換すればいいといった単純な故障ばかりではなく、故障要因が複雑に絡み合っていて不具合箇所が容易に特定できない故障もあります。そうした難易度の高い故障に直面した時に助けてくれるようなサポートセンターとか、あるいは様々な故障事例を学べる研修や教育施設といった、安心して使える環境の充実も含めて普及を図らなければ意味がないのでは?と危惧しています」と、自社の経験も踏まえて語ってくれた。

導入コストも安く済むのでこれから導入するには最適!

しかし、一方で「習うより慣れろ」という言葉もある。まずは使ってみて体で覚えるという経験も重要だ。何より今なら気軽に導入できるスキャンツール、スマートダイアグがある。

お試しいただいての感想は、「イニシャル(導入)コストも高くないですし、それでいて多くの車種にも対応できる。それに起動してすぐ使えるし、使いやすいですね。まだスキャンツールをお持ちでない方には最適だと思います」とのことで、好印象をいただいた。

クルマは常に進化を続けている。今やHV・EV は珍しいものではなく、ぶつからないクルマなるものも既に市販され、メーカー各社もこぞってこの分野に参入している。

また、技術検証レベルの段階ではあるものの、自動運転車といったものまで実現化されている。こうした最新技術車はコンピューター制御技術の集積の最たるものである。

このようなクルマを、果たしてスキャンツールを導入していない工場が直せるだろうか?市販後即入庫となるのは考えにくいが、来るべきその日に備えてまずは手軽に導入できるスマートダイアグをきっかけに、診断整備の経験を今からでも積んでいこう!

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