国土交通省は、新型コロナウイルス感染拡大による道路交通への影響を把握するため、ETC2.0 システムを通じて収集したプローブデータを活用し、交通状況の集計・分析を行った。
発表された主な分析結果によると、トリップ長(移動距離)構成比率は大きな変化はみられないが、総トリップ数は、平日の乗用車で23%、大型貨物車で6%、休日の乗用車で29%減少しており、休日の大型貨物車で10%増加している。
OD(出発点と目的地)分析 では、平日はいずれの車種でも都道府県内々・内外共にトリップ数が減少傾向にあるものの、都道府県内外を移動する大型貨物車が一部地域で増加している。また、休日は、特に都道府県内外を移動する乗用車のトリップ数が大きく減少しているが、大型貨物車のトリップ数は全国的に増加している。