立会い車検の㈱ホリデーは個人向けリース販売の仕組みを構築し、好調な流れを生み出している。ホリデー車検が車販を行うというと一見、車検を見限ったのか…と思うかもしれないが、それは間違いである。そもそもホリデーは車検専門店ではなく、カーライフタイムバリューを創造していくトータルカーライフサポーターだからだ。そして勘違いをされている方もいるのでお伝えしておくが、ホリデー車検とは会社を良くする仕組みである。最近ではISOを全店舗に取得させ、より内容の濃い店舗運営を支援することをホリデー本部では徹底している。その支援策の1つとしてこの程開発されたのが、ホリデーオートリースである。
ホリデーオートリースとは?
猫も杓子も個人向けオートリースを展開し、一定の成功を収めている。車販のノウハウがない店舗でも直ぐに取り組めるのがカーリースの利点でもあるのだが、ホリデーオートリースはどうだろうか?
ホリデーオートリースは『カーリスオンライン forホリデー』を利用したリース販売が初期費用、固定費0円で取り組める仕組みとなっている(加盟店の場合)。また、販売時にはホリデー提供の『あんしん保証』が組み込まれており、メーカー保証終了後も安心して車に乗れるプランとなっている。以下にメリットを挙げてみよう。
■ ホリデーオートリースのメリット
① 残価設定0円なので、リース料の計算が容易である
② 車販経験に左右されない明朗会計が販売を後押しする
③ 故障修理まで含まれているにも関わらず、競合他社と比べて価格競争力がある。
④ 車両代金の標準値引きを超える値引き分は全て収益となる
⑤ 登録諸費用、付属品や保険など付随するものは収益となる
⑥ 整備入庫は必ず取扱店に入庫する仕組みとなっており、顧客との接点が増え収益増加に繋がる
⑦ リース満期後、満了時の継続検査費用が含まれているので、車検付き車両の買取り対象車としてビジネスチャンスが広がる
⑧ 車検はもちろん法定点検など全て月々定額のリース料金に費用は含まれているので、計画的な生活設計を提案出来る
⑨ リース満期終了後も残価清算がなく、車検付き車両をユーザーが自由に乗ることも売ることも出来る
⑩ ホリデー7は5 年経ったら乗り換え、返却が可能。7年経ったら車検付き車両が自分のものになる。ホリデー9は7年経ったら乗り換え、返却が可能。9年後は車検付き車両が自分のモノになる
新車のメリットを活かしたリース
車販参入は短時間では難しいと思う方も多いかもしれないが、個人向けリースはその販売方法の手軽さなどから専門以外のSSなどでも好評を博しており、順調に販売実績を全国的に伸ばしている。また、中古車と違い新車というのも販売に拍車を掛けている。市場の新車販売比率で言えば、まだまだ3%に満たないが、リース販売で全体の10%は見込めるという試算が出ている。
昨年開催したオーナーカンファレンスで打ち出したホリデースタンダードでは中長期的な戦略としてホリデーオートリースもその柱の一つとしていく方針である。ホリデー本部としても加盟店に対して最大限のサポートを実施していき、より内容の拡充を図っていく予定と、益々ホリデーの躍進に目が離せない。