自動車機械工具商社の株式会社イヤサカは、去る2017年12月8日に定時株主総会を開催。その後、恒例となっているプレス懇談会を同社本社ビルにて行い、第76期(平成28年9月21日~平成29年9月20日)事業報告並びに、第77期経営目標、商品戦略、役員体制等を発表した。
第76期は売上高224億円
前年比105.4%を記録
同社の第76 期の売上高は224 億8,703万8,000円(対前年比105.4%)、営業利益は7 億6,618 万9,000 円(同125.1%)、経常利益は8 億9,177 万8,000円(同123.9%)、当期純利益は5億1,807 万7,000 円(同135.8%)となった。好調の要因は、得意先別では整備専業者が112.6%と金額が飛躍的に伸びたこと。ディーラーのチャネル別では小型車ディーラーが軒並み前年超えを記録したこと。また、商品別では車検機器の中でも、制度改正に伴う需要が落ち着いたヘッドライトテスターが落ち込んだものの、車検ラインコンピューターシステムの「コンサート」が151.4%と大幅に伸び、同社が設定する重点商品50品目のうち、半数以上の28品目が対前年で100%以上を記録したことも好調の要因となった。
第77期目標は218億円
(対前年96.9%)
第77期は大山喜佐男氏が会長に就任し、新たに斎藤智義氏(写真右)が代表取締役社長(代表取締役営業本部本部長)に就任した。就任に当たり、斎藤社長は、「入社しまして営業職を27 年、仕入れを10年、総務を4年と色々な職種を経験させていただき、非常によい勉強になりました。こういった経験を活かして、大山前社長の掲げた、『将来に夢と希望を持てる会社、社員全員が働きがいのある会社』、これを確実なものにしていきたいと思います」と抱負を述べた。
第77期の売上目標は218億円、対前年実績で96.9%、経常利益の目標が6億3,000万円。76期は決して無理をして作った数字ではないが、営業現場に相当の負荷がかかっていたため、無理な負荷をかけない意味も含めて、敢えて控えめな数字に設定された。