10年で424工場が消えた東京 都市化で整備工場存続危うさ増す

全国の自動車整備工場数が微増を続ける中で、都市化が急激にすすむ東京地域の整備工場数が激減している。ここ10年間の認証整備工場推移を、弊社の書籍「経営戦略データ」から拾いだしてみても、10年前5407工場あったものが、10年後の2015年には4912工場へと大きく減っている。

調査した2006年から2015年の各年度の対前年比の減少数を集計すると、合計424工場の減となっているため、1年にすると毎年42工場が減少している計算となる。同じ10年推移を全国地域で見ても、ほとんどが増加している中で、目立って減少したのは大阪府の120工場減だけ。1年で見ると僅か12工場ずつ減少しただけとなる。そのため、東京地域の減少数だけが際立っていて、車使用者の利便性が失われるのではないか、心配する声も出始めている。

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