ハンドツールで一般ユーザーにも名高い、KTC=京都機械工具㈱(宇城邦英社長)は、ここ数年、トルク管理の重要性を啓蒙すると共に、直近では工具を長持ちさせるための方法を定着させるべくPR 活動を続けている。
読者諸兄には釈迦に説法かもしれないが、締め付けトルクには適正値が決まっており、適正値以上に締まっていればよい=締め過ぎでもOK というものでもない。また、トルクレンチは単なる締め付け工具ではなく、計測器であると改めて認識いただくべく、「トルク管理課題解決BOOK」なる冊子を作成したり、異業種も含めてトルク管理の重要性を訴える講演活動なども展開している。
一方で、通常ならばメーカーとしては商品が多く売れるに越したことはないはずだが、同社では自信を持って送り出した工具は末永く大事に使ってもらいたいという考え方から、やはり「長く使える秘訣教えます 安心工具ケアBOOK」なる冊子を通じて、また本社内・ものづくり技術館に併設する形で作られた、匠工房(ツールボックスの意匠が施されている!)で工具修理や校正の様子を見せることで、工具の構造に始まって、そのメンテナンス方法を伝授している。
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