機会損失に気づいたら何をすべきか
現在、日本の自動車整備工場数は9万件を数え、その三分の一がいわゆる個人経営者と言われる街の整備工場だ。
家族経営主体の工場が多く、日本のそして地域の自動車産業を支える重要な役割を持っている。だが、未だに手書きの伝票を使っている工場は、この個人経営者に多く、機会損失も少なくない。
三重県四日市市にある三友自動車は創業47年の歴史を持ち、同社も同じように家族経営かつ、地域に根ざした一般的な整備工場である。そんな同社だが、7年前にシステムを導入することで、昨年実績で7年前と比較し車検台数160%と飛躍的に業績を上げることとなった。
「元々、父親であり現社長が創業し、現在も地域のお客さまが中心の工場で、馴染みのお客さま中心でした。ですが、既存のお客さまの高齢化やライバル店の進出など、確実に入庫台数は減少傾向に入っており、危機感は有りながらも具体策が打てていませんでした。そんな悩んでいる折、業務内容を良く知る知人に相談を行ったところ、㈱システムジャパンさんの提案を聞いてみるように勧められました」と伊藤裕之専務は語る。
システムジャパンさんの提案は、非常に実務的で日常の業務とシステムが見事にリンクしており、自然と顧客対応力も向上し業務効率も上がると確信できる内容で、即導入に至りました。導入後のアフターフォローも素晴らしく、親身に活用の相談等を聞いてくれました。
その相談の中で、ここ最近増えて来たお客さまからの「車検いくらくらい?」への対応方法について相談をしました。昔は車検見積りを依頼されると口頭で、少し高目の金額を伝えて対応していました。しかし、これではお客さまが離れていくと感じ、リフトアップしタイヤを外し1台に数十分から1時間を掛けて車検見積りを行う対応をしていました。ただ、お客さまを非常に長い時間待たせてしまう事で、待ちきれないお客さまから断られる事も有り、思うような支持が得られませんでした。更に、サービススタッフから入庫するかも分らない車両に対して、見積りの作成のため、車検とほぼ同様のサービスを無償で行うことに不満の声も挙がっていました。
昨年、この「車検いくらくらい?」に対応するシステムとして、同社のシステムを新しいシステムへ入れ替えました。新しいシステムでは、これまで数十分から1時間掛かっていた車検見積りが、僅か5分足らずで出来るようになりました。システムの動きに合わせて、過去の整備履歴を見ながら、簡単な問診を行うだけで概算見積りが出来ます。以前のようにリフトアップして見積りをしている時より、過去の整備履歴を確認しながら行って入る概算見積り方が、お客さまが親身になってくれていると感じているようで、評判も良く紹介も増えているとのことです。
今では、周囲のスタンドやFC車検と違って、過去の整備履歴に基づいてアドバイスくれる車検として地域に認知されて来ていると、確かな手応えを感じている伊藤専務。全国から集められた成功事例を共有し、システム導入企業を支援するシステムジャパンでは、全国主要都市に営業所を構えている。TOMCATSMASHシリーズは顧客満足度を向上させる整備工場支援システムとしてその知名度を上げている。
株式会社 三友自動車
所在地▶ 三重県四日市市楠町小倉449-1 電話▶ 059-397-3018 FAX▶ 059-397-3001
営業時間▶ 9:30 ~ 18:00 定休日▶ 月曜日 URL▶ http://sanyu-car.com
業務内容▶ 板金・塗装/自動車車検設備/新車・中古車販売/オイル交換/自動車名義変更手続代行
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