生き残る整備工場に
必要なツールを活用!
ジョイカルジャパンの武器を 最大限に使う
岐阜県土岐市にある㈱中根モータース(中根達人 代表取締役社長)は老舗の整備工場だ。ボルボ、マツダ、ダイハツのディーラー、そして全メーカー新車、中古車販売拠点として多治見市にオートレブ・ジョイカル多治見店の4 拠点を持つ。今回お邪魔したオートレブ・ジョイカル多治見店ではジョイカルジャパンの商談ツールの一つであるジョイカルアシスタントシステム(以下JAS)を最大限に活用し、全国でもトップの活用頻度を表彰されたほどである。
「JAS を本格的に活用し始めたのは1年半前からで、それまでは新車の見積りシステムとしての認識でしかありませんでした。見積りシステムは数社のソフトを活用していましたが、JAS は新車の業販価格を調べたり、顧客フォローを見える化するというユニークな機能を併せ持っているシステムです。特に自社の基盤顧客へのフォローアップや整備パックの実施状況が分かり、顧客管理の状況を共有できる点が最大の魅力です。車販の見積りの際に、システムに顧客情報を入力しますと、例えばお客さまの誕生日が近づいた時や6ヶ月点検の促進時期をアラームで教えてくれます。日々の業務の中で、なかなか全員が全員漏れなくフォローすることはできないものです。そういった漏れをなくすのに非常に役立ちます」と中根達人社長。
JAS はジョイカルジャパンの見積りシステムであり、ハーフマックスといった商品の説明や新車のグレード比較、オプションの排他処理など、かゆい所に手を届けつつ、見落としがちなフォローをしっかりと通知してくれるのだ。多くのシステム、特にディーラー系のシステムを利用してきた経験があるが故に、JASの有用性について感銘を受けたとのことだ。
中古車よりも新車が格上と
一般ユーザーは見る!
認識される店作り
「一般的にお客さまの認識は、中古車よりも新車を扱っている店舗の方が格上であるとの統計が出ています。元々、この店舗は他拠点の下取りで出た車を、中古車として販売しています。また、指定工場機能を持っているので、他店舗の車検も行っています。エコカー補助金が交付されていた4 年前に、ジョイカルジャパンに加盟しました。補助金のおかげで滑り出しは好調で、弾みをつけるべく、整備工場にマッチしている商材を探していた矢先に、ジョイカルジャパンに出会えたことは幸運でした。
ジョイカルジャパンのお勧め通りに全長70m の軒看板を設置しましたが、認知度や集客力の向上に大いに貢献してくれています。また、後回し分の金利をいただかないハーフマックスを活用した新車販売では、値引を直接出すことなく、購入メリットを訴求できるので、特に近隣のディーラーが固めの条件で販売している車種など、周りに迷惑をかけることなく販売推進できる点も、非常に良かったと思います」と中根社長。
いかに良いものでも
使わなければ意味が無く
使いこなして初めて意味を持つ
現在オートレブ・ジョイカル多治見店では10 名のスタッフが勤務している。
中でも若手スタッフが活躍している。そんな若手のモチベーションを上げるという点にも実はJAS は役立っているのだ。
「JAS を使うことで、お客さまとスタッフの親密性がアップしたことも相乗効果としてありました。ついつい耕すことを忘れて新しいお客さまを追いかけてしまうこともあり、それに疲れてしまうスタッフもいます。お客さまとの親密で良好な関係作りは、仕事のやりがいや、モチベーションに直結します。大げさかもしれませんが、会社にとっても良いお客さま、お客さまにとっても良いお店、そしてスタッフとお客さまとの関係を作るサポートがJAS ではできるのです。
仮にフォローの抜けがあれば、担当者以外でもJASの画面を見ることができるので、皆でフォロー不足を改善できるのです。ですので、全員が一丸となって良い店舗を作る橋渡しにもなってくれます」と中根社長はJAS の魅力を語る。
ジョイカルジャパンに限らず、本部が展開する機能や研修を活かしきれていないFC 加盟店は多く、そういった店舗ほど不満や文句をあらわにする。実際に道具は使ってこそ意味を持つという良い事例といえる。
伸び幅はまだまだある!
顧客管理は自社の管理から
作業をする人間でクオリティが変わるからこそ、芸術やサービスの世界は成り立っている。自動車業界はどうだろうか。作業する人間の意識が高ければ高いほどお客さまの満足度が高くなる。いってしまえば、本人のやる気次第ということだ。人間である以上は負の感情や疲労も溜まる。道具を使うことで、より効率よく、そしてより高度な生活を人間は獲得してきた。
「自動車整備工場が生き残るためには、顧客の流出を防ぎ、入口である車販を攻めなくてはなりません。そして、永続的にお客さまから選ばれなければなりません。永続的なお付き合いをするために、保険の獲得を強化すべきと考えています。
社内の別拠点ではかなり成功している案件ですので、ジョイカル店でも実施してまいります。売りっ放しや、やりっ放しの仕事が自動車に限らず全ての仕事で嫌われます。自社にまだやれることはないか、何ができていて、何ができていないのかといった管理もJAS ではできますから、尚更手放せません」と中根社長。
ジョイカルジャパンのシステムであるJAS を最大限活用したひとつの事例として今回はオートレブ・ジョイカル多治見店を取材した。中根社長の語った端々にJAS の魅力があった。顧客管理ができていればそれに越したことはないし、自社でできない場合は外注するなど、方法は様々だ。もちろんジョイカルではコールセンターもあるので外注も行えるが、中根社長はスタッフの満足度ややりがいのためにもJAS の活用を呼びかけた。
オートレブ・ジョイカル多治見店
株式会社 中根モータース
岐阜県多治見市光ヶ丘5-85
TEL:0572-21-6100