ホリデー車検 第1回 メカニックカンファレンスを開催
テーマ「 日々進化する自動車に対応する」
去る6月5日(大阪)、8日(東京)の2会場で株式会社ホリデー車検(ホリデー車検FC本部)はメカニックカンファレンスを開催した。同社では様々なセミナー、研修会などを開催し、会員企業の技術並びに知識の向上を狙っている。高レベルな対応には専門知識をいかに理解しやすく伝えるか、ということが重要になってくる。
また、ベテランのメカニックも参加する中で、「カンファレンスで得た知識や技術を社内展開していきたい」とのコメントも多く寄せられた。両会場合わせて50名以上の参加者を数え、最新トランスミッションの知識を高めた。
専門知識を今一度勉強しお客様への説明強化
「今回のメカニックカンファレンスはオートマチックトランスミッションに焦点を当てて開催しました。講師には多方面で整備技術のサポートや、技術に対するコールセンター、研修会なども開催される外部講師を招き、専門知識をより自分のものに出来るプログラムを組みました。
内容としては、
・ オートマチックトランスミッションの概要、及びCVTやDCTの構成部品
・ ハイブリッドシステムトランスミッション(30系プリウス、クラウンハイブリット〔GWS204〕、スバルXVハイブリッド)他の仕組み
・ 更に、発進ジャダーのトラブルが頻発したホンダのスターティングクラッチ方式トランスミッション(フィット〔GD1〕用)のトラブル事例といったトランスミッションの基礎から、最新情報まで学べる内容としました。
ホリデー車検FCチェーンでは、立会い車検説明時に於けるご提案の精度をあげることにより、お客さまの満足度を高めることを目的にカンファレンスを開催しております。今後のメカニックカンファレンスでは保安基準や法令関係、エンジンや電装品の技術的な内容も取り組んでいく予定です。知識と技術の向上から得られる社内の活性化、そして働き易い環境や、やりがいの感じられる仕事を提供していき、お客さまに対して貢献していける組織を目指しております」とフランチャイズ事業本部 商品部 研修課 樫内孝之氏。
ATFの交換がなぜ必要なのか、交換に伴うトラブルがなぜ発生するのかを本当に理解することが出来、技術と知識の向上が業績向上に繋がる研修会となった。多くの整備専業整備工場のメカニックが業務の中で疑問に感じていることなどを改めて知る機会というのは、振興会の技術研修しか無いに等しい。そんな中で定期的な研修会による技術、知識の向上、同加盟店の仲間と共有出来る時間を与えるホリデー車検であった。
■ 参加者の感想
・ ATやCVTの中を見ることはないので、見ることが出来てよかった。
・ 内部構造が分からないと故障診断できないので、必要な研修だと思った。
・ オイルの重要性が理解できた、交換の必要性を実感した。
・ ハイブリッド車などのATF交換に抵抗があったが、仕組みが理解できたので会社に帰って指導、実施していきます。
・ 売上を上げるためだけでなく、お客様の車の状態を良くするためにオイル交換を勧めていきたい。
・ 整備士をして30年位になりますが、また一からA/Tの構造を勉強できたのでよかったです。
・ すぐに使える内容ですごく分かりやすかった。ハイブリッド車というだけで距離を置いていたが、明日からATFの交換を勧めて利益を上げたい。
・ 各メーカーのA/Tについて会社のみんなで調べたい。マニュアルを会社内でつくりたい。
・ メカニック会議での議題として取り上げたい。
・ とても身につく研修でした。次回もぜひ参加したい。
・ 日々変わっていくので、新しいことをもっと勉強しないとと思った。
・ 目が離せない研修で、あっという間でした。
・ これらの知識を社内共有し、お客様満足により一層力を入れていきたい。
・講師の方の説明が分かりやすくてよかったです。
・次回開催は、今回参加できなかったスタッフにも勧めたい。
・とても分かりやすくおもしろかった。
・大変刺激のある講習でした。