自動車整備業の接客対応術50
整備してこそプロの値打ちと申しましたが、最近の車検料金の表示で目立ちますのは、ただ単に「車検○○○円」というポッキリ型が多く、ただただ安くしただけということ以外には何もなく、そこには技術者としてのプライドも意地も感じ取ることはできません。
ユーザーの側から見れば、ただ安くしただけで「引っ越しらくらくパック」や「荷造り不要」のような工夫のあとが見えないために、「いったい、今までの高かった料金はなんなの?」となり、ごまかされていたのではないかと言う不信感がつのってまいります。
お客様は安くすることよりも確かな仕事をしてほしいことを第一に望んでおられます。整備技術をたたき売りのように安売りするようになったら終わりです。
プロの確かな腕前を披露し、しっかり料金をいただくことを肝に銘じておいて下さい。