商品情報と技術情報

商品情報と技術情報の開示

自動車整備業の接客対応術50

例えば、ディスクブレーキ・パットの取替えは技術を学習さえすれば数時間でできます。しかし、ブレーキ・パットやディスクの状態から、問題があるのか、対策が必要かどうかの判断は、経験を経なければ身につくものではありません。

お客様は、この判断を見える(分かる)ようにして欲しいと願っています。お客様を魅せるポイントは、「商品情報」「技術情報」です。見せて、魅せるポイントは「商品情報」と「技術情報」です。見せて、魅せるポイントを実践しているのは、「お客様立会い車検」の現場に見ることができます。

そこでは、車検メニューを示して、あらかじめ整備に必要な費用の概算を示した上で、立会い車検がなされ、整備ポイントをお客様に解説して納得を得た上で、整備を実施しています。これこそ、技能を見せて、魅せることです。これまでの整備で、お客様が不信感を持ったポイントは、「何をした?」「なぜ、この値段?」の二点に集中していました。

この二つの不信感を解消しさえすれば信頼を得ることができます。いかに整備商品のメニュー化を図って、整備費用を明示しても、実際の作業が見えないために、「本当に整備をしたのか」という不審が残ってしまいます。立会い車検では「何をした」かを見せることができます。だから、お客様の納得を得ることができ大変有効なやり方であります。

従来までの整備業は、図の「反感・不信」のゾーンにありました。最近ではこれが「半信半疑」のゾーンや「共感・納得」のゾーンに移行しつつあります。すべての整備工場が、「共感・納得」のゾーンに入れることができれば、整備業のサービス・レベルが向上することでしょう。

AD
 data-src=有償運送許可研修を毎月開催" width="650" height="178" >

有償運送許可研修を毎月開催

せいび広報社では毎月、事故車故障車等の排除業務に係る有償運送許可の研修会を実施しています。会員限定ではなく、全国どの地域からも、法人・個人事業主でもどなたでもご参加いただけます。研修の受講者は、会社の代表者・経営者に限らず、従業員の方でしたらどなたでも、会社を代表して受講していただくことが可能です。

CTR IMG