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お客様に伝える手段を持て

自動車整備業の接客対応術50

整備業の立地は商店街などの人通りの多いところではなく、目立ちにくいところに立地していることが多いものです。整備業は固定客中心で口コミによる集客が主なため、目立つ外見や広告宣伝は不要と考えているところが多いようです。しかし、顧客満足経営を実践するためには、もっと知られることの意味を重視すべきです。

外見はもとより広告宣伝も定期的に行うべきです。広告宣伝の効果は低いので実施しても無駄だとの意見が多いようです。確かに応答率は5%に満たない低率で速効性も薄いことは事実ですが、だから広告宣伝はやらないと決めつけてしまうことは禁物です。口コミで広がってきたお客様も元をただせば、飛込みから始まったお客様がいることを思い返すべきでしょう。

飛び込みできたお客様は勇気のある方です。なぜなら、全く前知識なしに訪れた訳で不安と期待感で、ためらいながらの来店であったと思います。おそらく対応や雰囲気が悪かったら止めておこうと考えながらこられたのでしょう。もし飲食店ガイドブックのように整備工場も紹介されるものがあれば、恐る恐る深入りを入れるような来店行動はいらなくなります。

しかし、残念ながら一般向けに整備工場を紹介する雑誌はありません。自分でお客様に知ってもらうしかないのです。定期的に気長に宣伝を続けることで認知される努力をすべきです。そのポリシーを広告宣伝に込めることが大切です。特に半径2キロ以内は徹底して知られるようにすべきです。近年は雑誌やテレビの媒体を使うような大掛かりな宣伝ではなく、ブログやフェイスブックなど無料でも多くの人に宣伝・発信ができる媒体が多くあります。自社の活動や作業を紹介することによって、外見の見た目だけではなく、スタッフの雰囲気やサービス、技術力などを宣伝していきましょう。

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