お客様つながり

お客様には仲間がいる

自動車整備業の接客対応術50

人間は群れ社会で生きています。最小の群れは家族、最大の群れは国家です。絆で結ばれた家族、友情で結ばれた仲間、同じ趣味で結ばれた仲間、仕事で結ばれた仲間と、数多くの仲間を持っているのが人間です。

仲間に共通するのは、コミュニケーションを通じて仲間同志の体験を共有することです。体験を語り合う風景を描写してみましょう。

今井君が友人のバイク仲間に話をしています。「まあ聞けよ、中村、昨日バイクが壊れたので、バイクを買った店じゃないけど、同じメーカーの看板を掲げている店にもっていったんだ。そしたら「うちで買ったのか」って聞くから「違う」といったら、店主がとたんに厭な顔して「明日でよかったら見てやるよ、忙しいんでね」と言われた。頭にきたけどしかたがないから、別の店に1時間かかって押して行ったら「お客さんお困りでしょう。どこの店で買ったバイクでも修理しますよ、今すぐにかかります」と言って、すぐ修理してくれたよ」

それを聞いた中村さんは「おい、その不親切な店は○○だろう、実は俺もその店でバイク買ったんだ、そうか、そんな対応するんじゃろくな店じゃないな、親切だったそっちの店を紹介しろよ」と自分が体験していないのに、今井さんと同じように腹を立ててしまいました。

このような状況を情報の共有化による疑似体験と言います。お客様の仲間は、お客様を通じて同じ体験をしていると考えるべきなのです。だからこそ、1人のお客様を獲得することは、その仲間までも獲得することと同じなのです。また、信頼されなければお客様の後にいる、お客様予備軍までも失うことになります。

1人のお客様が満足を得たことは、その人の仲間に広がることを理解しておかなければなりません。

 

AD
 data-src=有償運送許可研修を毎月開催" width="650" height="178" >

有償運送許可研修を毎月開催

せいび広報社では毎月、事故車故障車等の排除業務に係る有償運送許可の研修会を実施しています。会員限定ではなく、全国どの地域からも、法人・個人事業主でもどなたでもご参加いただけます。研修の受講者は、会社の代表者・経営者に限らず、従業員の方でしたらどなたでも、会社を代表して受講していただくことが可能です。

CTR IMG