朝礼で活性化!
辞めるのが勿体無い会社へ
前回、㈱FGH(渡邊勢月矢 代表取締役社長)にて行われている特長的な朝礼の紹介をしました。今回はそんな朝礼をする背景や自動車業界について、渡邊社長との対談を掲載していきますが、皆様に朝礼をやって頂くこと、そして全員参加型の朝礼にすることが一番伝えたいことです。この機会に是非朝礼を見直し、そして取り入れて頂ければと思います。
三好 何故このような朝礼をしようと思ったのですか?
渡邊 元々朝礼をやっていたのですが、弊社で働くということを理解させるために朝礼を強化していきました。
三好 具体的に言うと?
渡邊 それぞれ企業には経営理念があると思います。弊社行動指針や理念を掲げており、全てを唱和するには時間が掛かってしまうので、1 つを厳選して発表させています。指針や理念を日常の仕事や生活に取り込むことで、FGH の社員という自覚を芽生えさせています。
三好 なるほど。自社で働くことそして、FGH の社員として自覚を持たせるための朝礼なのですね。
渡邊 そうですね。弊社は不動産をメインにフォースグループという組織を作っており、そこで働く人、つまりフォース人はこのようにあれ、というのが理念や指針なのですから、朝礼ではそれを浸透させなければいけません。
三好 朝礼は1 日の仕事の始まりです。そこでの理念の唱和や方向性、目指すべき姿をシンクロさせるのは大切ですね。
渡邊 働きがいや人としての成長も会社で出来れば、辞めるのが勿体無い会社になると思います。この人材難で人はとても大切ですので、辞めない組織を目指していきます。
三好 離職率が低いというのは満足度の高い職場と言えますからね。
ところで自動車のことを伺いたいのですが、外車に乗られているとのことですが、整備はどちらに出されていますか?
渡邊 一般の整備工場では外車の整備は出来ないと思っていて買った所に任せています。一見だと入りにくいというのも理由です。
三好 なるほど、外車という理由から町の工場では整備が出来ないと思ってしまったのですね。
渡邊 そうですね。ぱっと見て外車が入っていなければ、整備が出来ないというイメージを持ってしまいますからね。
三好 確かに国産車しか整備出来ないというイメージはあるかも知れません。そういったものも払拭していかなければいけませんよね。
渡邊 我々にも取り扱っていない商材はあります。ですが、問い合わせを頂いて初めて分かるニーズもあるので難しいかも知れませんが、情報発信は重要だと思います。実際に弊社でもウェブを使った集客でお客さまも増えておりますので、自動車業界もウェブを活用していけば反響を得易いのではないでしょうか?
三好 確かにウェブが弱い業界であると言われていますからね。とても参考になる意見をありがとうございました。