いつも見られている意識

皆様はラーメン屋や飲食店等のカウンターで食事をした経験があると思います。最近ではスマホなどを片手に料理の待ち時間を潰す方も多いと思います。私の場合、カウンター内側の調理風景を目で追うことが多いです。先日ですが、アルバイトの男性でしょうか、髪の毛を触りながら注文を受けていました。おそらく彼の癖でしょうが、何気ない所作が嫌悪へと変わることもあります。それは茹で上がったラーメンに盛り付けをする時に起きました。先ほどアルバイトの男性が髪の毛を触った手で盛り付けを始めました。それを見た私は一気に食欲が無くなり、オーナーを呼んで注意をして店を後にしました。何気ない癖やしぐさなどを人は見ているものです。
仮に手を洗っていたとしても気になる人もいると思います。

車業界であっても同じ

日常的に皆様の店に来店されるお客さまは商談の最中に店舗内や作業風景、はたまた服装なども見られているのです。何気ない作業1つとってしても注意が必要になります。工具の扱いやツナギの汚れ具合、今となっては少ないと思いますがくわえタバコでの作業などが分かり易いと思います。

そういった姿を見てお客さまは「安心して任せて大丈夫なのか」という心理に駆り立てられます。その結果として「ここの整備工場はいいかげんで大事な車を大切に扱ってくれないかもしれない」と思ってしまうユーザーも少なくないはずです。こういったレッテルを貼られてしまうと女性客の場合は直ぐにウワサや口コミが広がります。

見られているという意識をすることで雑な作業などは改善されますし、皆様自身が日常で受ける様々なサービスに置き換えていただければ、注意をする方法なども見つけられると思います。

口に入れるもの、つまり食事であれば安心、安全が絶対の条件です。車もお客さまは安心して乗りたいというのがニーズとして大きいと考えるのは必然です。いつも見られているという意識を持つことがサービス業はもちろん、どんな職種にも現代には必要です。いつも見られていると意識をしながら日常の業務、生活に気を配って頂ければと思います。

三好 高史

㈱ビジネス通信工業 取締役。
企業用の電話、FAX、OA機器の販売、リースまで幅広く扱う。日本全国の自動車業界とはOA機器の導入で幅広い繋がりを持つ。異業種の営業マンでありながら、「自動車業界が好き」というスタイルで様々な会合に参加し、情報交換を各地で行う。年齢45 歳。座右の銘「一期一会」

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