目次
個・班・全体の目標を意識できる人財
■「仕事ができる人」を「経営がわかる人」に育てる
あなたの会社にも「仕事ができる人」は多数いるはずだ。しかしこれからは単に「仕事ができる人」だけの集まりでは会社は伸びない。一人でも多く「経営のわかる人」を育てなければいけない。
そのためには絶えず話し合いの機会を設けて先輩・上司、そして経営者とのコミュニケーションを図らせることが大切である。
つまり、部下の考えをすくい上げながら、経営者の考えを順に部下に教え、会社の目標・班の目標・個の目標をゆとりを持って考えられる「経営がわかり、仕事ができる人財」に育てていこう。
■目標は全体から個へ示し、成果は個から全体へ現れる
会社の目標を達成するためには、班ごとの目標を示し、班の目標達成のために個人の目標を示そう。
そして各個人の成果が班の成果となり、班ごとの成果が会社の成果に結びつくのだということを理解させよう。
しかも、できるだけ一人の人間が努力すれば目標を達成できるのではなく、社員全員が同じく努力し、協力しあってこそ達成されるのだということを教えることが大切だ。
■自分の業務がほかのセクションにどのように影響するかを学ばせろ
組織の中では、個人プレーは許されず、仕事は全員の連携のもとに成り立っているということを教えてほしい。
それには、目標にむけての一連の流れを理解させ、各人の業務の後工程がどの人、どの班に流れ、影響を与えるかを図に示すなどして具体的に理解させることが大切だ。