■まずはやらせてみる
何度教えても飲み込みが悪く、すぐ手助けを求めてくる。最近の若年メカニックに多いタイプである。こんな輩は本当に頭が悪く、だめな奴かというと決してそうではなく、真剣になって物事をやりぬくという気力と忍耐力に欠けている場合が多い。
今時の若手人材の扱いは、寛容と忍耐だといっても、頼ってくるたびに手を差し伸べていたらきりがない。特に同じことを繰り返し聞いてくるような場合は、厳しく突き放し、自分で考えるように仕向ける必要がある。教わったことはメモをとる習慣も身につけさせよう。
■ほめ、自信を持たせる
とかくすぐに他人に頼る癖のついているものは、何事も自分のやることに自信が持てないのだ。そのような者には、自分でもできるという自信をどう持たせるのかということが課題になる。
それには、確実にできることから取り組ませ、順次ステップアップさせていくやり方が成功確立が高い。これもできた、あれもできた、できるじゃないかというほめ言葉が自信をつけさせる。
■成功感を味あわせる
自信のない者は成功体験が少ない。成功体験のない者は、未知のものにチャレンジしたり、苦難に耐える忍耐や、苦境から脱する工夫にかける。
成功はそこまでに経過する道のりが険しいほど喜びが大きいことを教えよう。